BenQ(ベンキュー)の「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスペックや違いを細かく比較します。
今回は「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の特徴の違いや価格差、具体的に何が違うのかを見ていきたいと思います。また、各性能がどれくらいの性能を持っていれば十分と判断すればよいかなどかんたんな目安についても解説します。
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスペックや違いの比較
- 輝度やコントラスト比などの各種性能の目安となる数値を解説
ページコンテンツ
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の特徴的なポイント
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスペック・仕様を比較
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のパネル周りを比較
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の解像度を比較
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のリフレッシュレートを比較
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の輝度・コントラスト比を比較
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の入出力端子を比較
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスタンド機能とVESAを比較
- 「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」:価格比較&購入先
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の特徴的なポイント
- パネル:TN(ノングレア)
- サイズ:24インチ
- 解像度:1920 x 1080(フルHD)
- リフレッシュレート:75Hz
- 応答速度:1ms(GtG)
- VESA:100 x 100
- スピーカー:-
- パネル:IPS(ノングレア)
- サイズ:23.8インチ
- 解像度:1920 x 1080(フルHD)
- リフレッシュレート:60Hz
- 応答速度:5ms(GtG)
- VESA:100 x 100
- スピーカー:1W x 2
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のどっちを買うか迷っている場合に把握しておきたい2つの大きな違いとしてパネルとスピーカーが搭載されているか否かが挙げられます。
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスペック・仕様を比較
両モデルの特徴を上に書きましたが、ここではより細かなスペックについて紹介します。寸法や重さなど細かな違いを見比べてみてください。
寸法・画面性能 | ||
---|---|---|
モニター名 | BenQ GL2480 | BenQ GW2480T |
寸法 | 565 x 433.02 x 175.11 mm, 3.9Kg | 540 x 428~528 x 230 mm, 5.7Kg |
サイズ | 24インチ | 23.8インチ |
パネル (バックライト) |
TN/ノングレア(LED) | IPS/ノングレア(LED) |
解像度 |
フルHD, 1920 x 1080 | フルHD, 1920 x 1080 |
アスペクト比 | 16:9 | 16:9 |
リフレッシュレート |
75Hz | 60Hz |
応答速度 | 1ms(GtG) | 5ms(GtG) |
輝度 | 250cd/m2 |
250cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 | 1000:1 |
視野角 | 170°/160° | 178°/178° |
表示色 | 約1,677万色 | 約1,677万色 |
HDCP | 1.4 | 1.4 |
オーディオ・ヘッドホン端子 | ||
スピーカー | - | 1W x 2 |
3.5mm イヤホンジャック |
対応 | 対応 |
調整機能・モニターアーム | ||
チルト (上/下) |
20°/-5° | 20°/-5° |
スイベル (左/右) |
- | 45°/45° |
高さ調整 | - | 140mm |
ピボット回転 | - | 90° |
VESA |
100 x 100 | 100 x 100 |
おすすめモニターアーム: |
||
入出力端子・ケーブル周り | ||
入力端子 | D-sub x 1 DVI x 1 HDMI 1.4 x 1 |
D-sub x 1 HDMI 1.4 x 1 Displayport 1.2 x 1 |
付属ケーブル | 電源/D-sub/DVI(各約1.5m) | 電源/HDMI(各約1.5m) |
電源 | ||
アダプター | 内蔵 | 内蔵 |
標準消費電力 | 18W | 16W |
待機時消費電力 | 0.5W以下 | 0.5W以下 |
機能・その他 | ||
機能 | フリッカーフリー ブルーライト軽減 ブライネスインテリジェンス(B.I.) |
フリッカーフリー ブルーライト軽減 ブライネスインテリジェンス(B.I.) |
公式サイト | BenQ GL2480 | BenQ GW2480T |
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のパネル周りを比較
モニターのパネルにはいくつかの種類がありますが、「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」は以下のパネルを採用しています。
BenQ GL2480 | BenQ GW2480T |
TN/ノングレア | IPS/ノングレア |
モニターはゲームやフォトレタッチ、一般作業等、様々な用途で使われていますよね。また、予算も様々。モニターのパネルはこれらの用途に合わせて採用されるものが異なり、それぞれ以下のような特徴があります。
メリット | デメリット | おすすめ用途 | |
---|---|---|---|
IPS |
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|
|
VA |
|
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|
TN |
|
|
|
IPS>VA>TN
優先させる性能によっていわゆる”良いパネル”が何かは変わりますが、一般的にIPSパネルが最も映像を綺麗に映せることから良いパネルと評価されます。
IPSは応答速度やリフレッシュレートといったゲーム時に重視される性能が良くないと評価されがちですが、最近は価格を安く抑えつつ、この辺りの弱点を改善しているのでパネルだけで判断せずに応答速度やリフレッシュレートといった指標も見て判断することをオススメしています。
グレアとノングレアの違い:
メリット | デメリット | おすすめ用途 | |
---|---|---|---|
グレア (光沢) |
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|
ノングレア (非光沢) |
|
|
|
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」はパネルがTNとIPSで異なります。
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の解像度を比較
モニターは製品によって解像度が異なりますが、「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」は以下の解像度に対応しています。
BenQ GL2480 | BenQ GW2480T |
24インチ | 23.8インチ |
フルHD, 1920 x 1080 |
フルHD, 1920 x 1080 |
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」は24インチと23.8インチで画面サイズがわずかに異なります。
解像度(横 x 縦) | おすすめ用途 | |
---|---|---|
HD | 1280 x 720 | 非推奨 |
フルHD | 1920 x 1080 |
|
WQHD(QHD) | 2560 x 1440 |
|
4K | 3840 x 2160 |
|
上記表はアスペクト比16:9を前提に作成していますが、ウルトラワイドモニターなどのアスペクト比が異なる製品は解像度が2560 x 1080のように異なります。
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」はどちらもフルHDで解像度面に違いはありません。
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のリフレッシュレートを比較
モニターの使いみちによっては気にしなくても良い仕様ですが、ゲーミングモニターとしてモニターを買う際に注意しておきたい性能がリフレッシュレートです。
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のリフレッシュレートは以下の通り。
BenQ GL2480 | BenQ GW2480T |
75Hz | 60Hz |
リフレッシュレートとは:
リフレッシュレートとは画面が1秒間に何回更新されるかという指標です。
パラパラ漫画でイメージしてみてください。1秒間に10回しかパラパラとめくられない作品と1秒間に60回めくられる作品。
どちらが滑らかに見えますか?
もちろん1秒間に60回めくられるパラパラ漫画の方がより滑らかですよね。これを画面では60Hz(ヘルツ)と表記します。
つまり、このリフレッシュレートが高ければ高いほど滑らかな映像体験を得られるということです。
豆知識
- リフレッシュレート:ハードウェア側の1秒間あたりの更新回数(Hz)
- フレームレート:ソフトウェア側の1秒間あたりの更新回数(FPS)
※60Hzと120Hzの見え方の違い
画面の対応リフレッシュレートが高くなれば1秒あたりの更新回数が増えるため残像感が減ります。これによってゲーム時の視点移動やブラウザのスクロールがより滑らかになるため、視覚体験が向上します。
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」はリフレッシュレートが60Hzと75Hzで少しだけ異なります。PCゲームなどであると便利な高リフレッシュレート(144Hzなど)には対応していません。
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の輝度・コントラスト比を比較
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の輝度とコントラスト比は以下の通り。
BenQ GL2480 | BenQ GW2480T | |
輝度(cd/m2) | 250cd/m2 |
250cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 | 1000:1 |
輝度とは:
輝度とはその字の通り画面の明るさのことで単位は「cd/m2」(カンデラ/平方メートル)が使われ、数字が大きければ大きいほど明るく、数字が小さければ暗いことを意味します。
輝度が高ければ画面が明るくそれだけ見やすいことを意味しますが、モニターの見やすさは人間とモニターとの距離や視力、部屋の明るさや太陽光など、モニター以外の周りの環境によって見やすさが変わるため輝度が高ければ見やすいとは限らないという点に注意しなくてはなりません。
テレビのように自分と画面との距離を離して設置する場合には輝度が不十分だと快適に映像を楽しめない可能性があるため、輝度は注意して見る必要があります。実際に最近の液晶テレビなどは輝度が非常に高く「500cd/m2」以上のものが多いです。そういった使い方を想定している場合には注意しましょう。
一般的な部屋の環境と一般的な使い方であれば「250cd/m2」以上の輝度があれば十分とされているため、「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」はどちらもその要件を満たしています。
コントラスト比とは:
コントラスト比とはモニターに表示される画像の最も暗い部分と最も明るい部分の差を比率で表したものです。
コントラスト比は「○○○:1」のように表記しますが、左側が明るい部分(白)、右側が暗い部分(黒)を指しています。
一般論としてコントラスト比が低いと全体的に白っぽく見え、コントラスト比が高いとより画像がハッキリと映せるので鮮やかに見えます。
コントラスト比の違いがわかりやすい画像を用意してみました。いずれもやや極端な数値にしているので白っぽさやギラツキが目立つと思いますが、コントラスト比が違うと何が違うのかというイメージを掴んでもらえれば。
デスクワークに使うのであれば色のギラツキが少ない、低コントラストが目に優しいですが、映像を見るには迫力にかけます。
一方、ゲームや映画・動画に使うのであれば色がある程度ハッキリした高コントラストの方が迫力のある映像を楽しめます。代わりにギラツキで目が疲れやすくなります。
コントラスト比は変えられませんが、コントラストの数値は設定で変更できるので、基本的にコントラスト比は高いほうが望ましいです。
動画やゲームなど、画が大事な使い方であればコントラスト比は最低でも「700:1」以上が望ましく、「1000:1」以上であれば基本的には十分です。
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」はどちらもコントラスト比の目安を満たしています。
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の入出力端子を比較
BenQ GL2480 | BenQ GW2480T |
D-sub x 1 DVI x 1 HDMI 1.4 x 1 |
D-sub x 1 HDMI 1.4 x 1 Displayport 1.2 x 1 |
HDMIバージョン | |
---|---|
1.4 |
|
2.0 |
|
2.1 |
|
Displayportバージョン | |
---|---|
1.2 |
|
1.4 |
|
2.0 |
|
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスタンド機能とVESAを比較
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスタンドの機能とVESAマウント(モニターアームの装着に必要)は以下の通り。
モニターアームを使う方はVESAマウントの確認を。モニターのスタンドをそのまま使う方は「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」のスタンド機能を確認しましょう。
BenQ GL2480 | BenQ GW2480T | |
チルト(上/下) | 20°/-5° | 20°/-5° |
スイベル(左/右) | - | 45°/45° |
高さ調整 | - | 140mm |
ピボット回転 | - | 90° |
VESAマウント | 100 x 100 | 100 x 100 |
「BenQ GW2480T」の大きな強みが、スタンド機能が充実している点です。モニターアームを利用する場合は正直意味ありませんが、モニタースタンドを利用する上では魅力的な機能だと言えます。
また、「BenQ GW2480T」のモニタースタンドを機能を廃した代わりにより安価に販売されている製品に「GW2480」があります。
各機能について:
チルト(上/下) | モニターの首を上下に調節する機能 |
スイベル(左/右) | モニタースタンドを固定した状態でモニターの向きを左右に調整する機能 |
高さ調整 | モニターの高さをスタンドで調整する機能 |
ピボット回転 | モニターを横向きから縦向きに90度回転する機能 |
VESA | PCモニターやテレビを壁掛けにしたりモニターアームを装着するためのネジ穴位置を定めた規格のこと。一般的なモニターは100x100か75x75を採用 ※大型液晶テレビなどは異なる |
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「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」:価格比較&購入先
BenQ GL2480 | BenQ GW2480T | |
18,800円[税込] | 21,155円[税込] |
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」は価格面だけで見れば、「BenQ GL2480」の方が約2,300円安いです。
「BenQ GL2480」と「BenQ GW2480T」の大きな違いはパネルとスタンド機能の有無になるので、画面の映りを重視する方やモニターのスタンド機能が欲しい場合は「BenQ GW2480T」を購入することをオススメします。