PCケースはサイズや形ごとで区分分けされており、比較的小さな「ミニタワー」、標準的なサイズで自作PCにもよく使われる「ミドルタワー」、サイズが大きくてハイスペックPCに使われる「フルタワー」の他に、ビジネスなどによく使われる小さなサイズの「スリム」、ほぼ立方体でタワーより高さが抑えられた「キューブ」などがあります。

 

ケースの区分によってそれぞれ大きさや形が違いますが、ケースのサイズが大きくなればより多くのHDDを搭載出来たり拡張の幅も大きくなる半面、それだけ多くの場所を取るので結局のところ用途に合わせて選ぶのが重要。

 

また、PCケースのサイズによって搭載出来るマザーボードの大きさ(規格)が異なります。ケースが大きくなればより拡張性に優れる大きなマザーボードも搭載可能です。

PCケース区分 マザーボードの大きさ
ミニタワー(比較的小さなサイズ) mATX / mITX
ミドルタワー(標準的なサイズ) ATX / mATX / mITX
フルタワー(拡張性に優れる大きなサイズ) E-ATX / ATX / mATX / mITX
スリム(机の上に置いても邪魔にならないサイズ) mATX / mITX
キューブ(スリムよりちょっと大きなサイズ) mATX / mITX /一部E-ATX対応

上の表を見るとケースが大きくなるほど選べるマザーボードが大きくなっていることが分かります。

※ケースによって搭載出来るものと出来ないものがあります。購入する際はどのマザーボードに対応しているのか確認が必要です。

 

更に、PCケースを選ぶ際に考えておく事として電源ユニットがあります。

基本的にPCケースは対応する電源規格が決まっているため、自作する際には念の為購入する電源とPCケースの対応規格が一致しているか確認しておきましょう。

電源規格 特徴
ATX 標準的な規格
EPX サーバーなどに使われる高スペックな規格(サイズはATXと同じ)
SFX(L) スリムやキューブで使われる比較的小さな規格