「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーの持ち時間が他のライバルスマホと比較して悪くないのか気になったので調べてみました。
純粋なバッテリーの持ちがどれくらいなのか知りたいので、可能な限り解像度やリフレッシュレートを統一したテスト結果を紹介します。
- Galaxy S21 Ultraのバッテリー容量と充電速度
- Galaxy S21 Ultraが他のスマホと比較してバッテリーが持つのか?
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「Galaxy S21 Ultra」のバッテリー容量/充電速度について
- バッテリー容量 :5,000mAh
- 急速充電(有線):25W
- ワイヤレス充電 :15W
「Galaxy S21 Ultra」には6.8インチの画面に5,000mAhのバッテリーが搭載されています。
急速充電(有線)は25Wまで対応し、充電開始から30分で50%以上まで充電することができる高速な充電技術が搭載されています。
ワイヤレス充電も15Wまで対応しています。
「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーの持ちを他社のライバルスマホと比較
すべてのスマホの環境を可能な限り同じにするために解像度とリフレッシュレートを揃えたTechNickのテストを基に「Galaxy S21 Ultra」のバッテリー持ちは悪くないのか見ていきます。
今回参考動画で出てくる各スマホのバッテリー容量や解像度・リフレッシュレートの設定は以下の通り。
Galaxy S21 Ultra | 5,000mAh | 60Hz/WQHD+ |
Galaxy Note20 Ultra | 4,500mAh | 60Hz/WQHD+ |
Xiaomi Mi11 | 4,600mAh | 60Hz/WQHD+ |
Huawei Mate 40 Pro | 4,400mAh | 60Hz/QHD>FHD |
iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh | 60Hz/QHD>FHD |
※スペック表ではないので注意。
バッテリー持ちのテストは上記環境で様々なアプリを実行します。そしてどのスマホがどれくらいバッテリーが持つのかをテストします。
「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーが85%まで減った時点:
- Galaxy S21 Ultra:85%
- Galaxy Note20 Ultra:80%
- Xiaomi Mi 11:82%
- Huawei Mate 40 Pro:88%
- iPhone 12 Pro Max:86%
「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーが約85%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
この時点で大きな差は開いていませんが、一般的に「iOS」の方が「Android」よりも電力効率が高いため、このテストで最もバッテリー容量の少ない「iPhone 12 Pro Max」の持ちの良さがやや目立ちます。また、「Android」スマホかつこのテストでは2番目に少ないバッテリー容量の「Huawei Mate 40 Pro」もこの時点では持ちが良く見えます。
「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーが約75%まで減った時点:
- Galaxy S21 Ultra:75%
- Galaxy Note20 Ultra:67%
- Xiaomi Mi 11:69%
- Huawei Mate 40 Pro:77%
- iPhone 12 Pro Max:74%
「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーが約75%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。少しずつバッテリーの持ちの良し悪しが現れてきたでしょうか。
このテストで最も大きなバッテリーを搭載する「Galaxy S21 Ultra」の良さが目立ち、先程同様「Huawei Mate 40 Pro」の持ちの良さも印象的です。もちろん、「iPhone 12 Pro Max」も。
「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーが40%まで減った時点:
- Galaxy S21 Ultra:39%
- Galaxy Note20 Ultra:28%
- Xiaomi Mi 11:24%
- Huawei Mate 40 Pro:42%
- iPhone 12 Pro Max:41%
「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーが約40%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。ここまで見てきた様子だと「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーの持ちの良さは抜群に良いわけではありませんが、少なくとも悪くはないため、普段使いでも全く問題ないだろうと言えます。
このテストは「Galaxy S21 Ultra」にフォーカスするものである為細かな言及は避けますが、「Xiaomi Mi11」がややバッテリーの減りが早いでしょうか。
バッテリーの減りが早い理由には様々なものがありますがバッテリーの持ちに大きく影響するものとしてOS・チップセット・画素密度等が挙げられます。
「Galaxy S21 Ultra」がこの中で最も大きなバッテリーを搭載していながら、より優れたバッテリーの持ちを示すスマホがある背景にはこういった理由があり、特に「Galaxy S21 Ultra」はこの中で最も画素密度が高いことなどが理由としてあげられます。逆に「Huawei Mate 40 Pro」はこの中で最も画素密度が低いため、バッテリーの持ちが良いのではないかと推測することができます。
- Galaxy S21 Ultra:515ppi
- Galaxy Note20 Ultra:496ppi
- Xiaomi Mi 11:515ppi
- Huawei Mate 40 Pro:456ppi
- iPhone 12 Pro Max:458ppi
テスト結果:
- iPhone 12 Pro Max:9時間6分
- Huawei Mate 40 Pro:9時間6分
- Galaxy S21 Ultra:9時間2分
- Galaxy Note20 Ultra:7時間4分
- Xiaomi Mi 11:6時間23分
最終的に「Galaxy S21 Ultra」は今回テストに使用した5端末の中で3番目の持ちの良さという結果になりました。(上との差5分以内)
このテストはバッテリーが100%から0%になるまで様々なアプリを連続で実行し、どれくらいの時間スマホを使えるか検証するというものです。実行するアプリによってバッテリーの持ちは変化する他、日常生活で9時間アプリを連続稼働というのはまずないでしょう。
もちろん、テスト環境により結果は異なるのであくまで一つのテスト結果ですが、少なくとも「Galaxy S21 Ultra」のバッテリー持ちはライバルスマホと比較して良さそうです。少なくとも悪くはありません。良いという結果よりも著しく悪いものではないという結果が重要です。
また、「Galaxy S21 Ultra」は2021年モデルのスマホになりますが、2021年2月現在、2021年フラッグシップモデルが少ないため昨年のモデルを交えてのテストとなっていますが、今後2021年モデルが出揃うことで「Galaxy S21 Ultra」のバッテリーの持ちに関する評価が変わる可能性があるので一応注意。
とはいえ、悪いと評されることはないはずです。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちは変わるのか
一言で言うなら、変わります。
二言目を言うなら、神経質になるほどではありません。
以前、リフレッシュレートの設定を60Hzにした「Galaxy S20 Ultra」と120Hzに設定した「Galaxy S20 Ultra」で今回のようなバッテリーの持ちをテストした結果、最終的に約15%の差が出ました。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちが変わるかどうかは下記にまとめているので気になる方は参考に読んでみてください。リフレッシュレートに関する基礎知識も簡単に解説しています。