
「Galaxy S22」のバッテリーの持ち時間が他のライバルスマホと比較して悪くないのか気になったので調べてみました。
純粋なバッテリーの持ちがどれくらいなのか知りたいので、可能な限り解像度やリフレッシュレートを統一したテスト結果を紹介します。
- 「Galaxy S22」のバッテリー容量と充電速度
- 「Galaxy S22」が他のスマホと比較してバッテリーが持つのか?
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「Galaxy S22」のバッテリー容量/充電速度について
- バッテリー容量 :3,700mAh
- 急速充電(有線):25W
- ワイヤレス充電 :15W
「Galaxy S22」には6.1インチの画面に3,700mAhのバッテリーが搭載されています。
有線の充電速度は25Wで、ワイヤレス充電は15Wまで対応しています。
「Galaxy S22」のバッテリーの持ちを他社のライバルスマホと比較
今回はDarius Kのテストを基に「Galaxy S22」のバッテリー持ちは悪くないのか見ていきます。
今回参考動画で出てくる各スマホのバッテリー容量や解像度・リフレッシュレートの設定は以下の通り。
Galaxy S22 | 3,700mAh | 120Hz/FHD+ |
Galaxy S22 Ultra | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Galaxy S22+ | 4,500mAh | 120Hz/FHD+ |
Galaxy S21 Ultra | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Galaxy S21+ | 4,800mAh | 120Hz/FHD+ |
Galaxy S21 | 4,000mAh | 120Hz/FHD+ |
Galaxy S21 FE | 4,500mAh | 120Hz/FHD+ |
Galaxy Z Flip 3 | 3,300mAh | 120Hz/FHD+ |
バッテリー持ちのテストは上記環境で様々なアプリを実行します。そしてどのスマホがどれくらいバッテリーが持つのかをテストします。
「Galaxy S22」のバッテリーが80%まで減った時点:
- Galaxy S22 Ultra:83%
- Galaxy S22+:83%
- Galaxy S22:80%
- Galaxy S21 Ultra:82%
- Galaxy S21+:82%
- Galaxy S21:78%
- Galaxy S21 FE:75%
- Galaxy Z Flip 3:73%
「Galaxy S22」のバッテリーが約80%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
この時点では大きな差は開いているとはいえませんが、やはりバッテリー容量が少ないスマホの減りが早いですね。
このテストの中で最もバッテリー容量が少ない「Galaxy Z Flip 3」(3,300mAh)が最も減っており、「Galaxy S22」は真ん中辺り。
「Galaxy S22」のバッテリーが約55%まで減った時点:
- Galaxy S22 Ultra:60%
- Galaxy S22+:60%
- Galaxy S22:55%
- Galaxy S21 Ultra:57%
- Galaxy S21+:60%
- Galaxy S21:51%
- Galaxy S21 FE:50%
- Galaxy Z Flip 3:41%
「Galaxy S22」のバッテリーが約55%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。先ほどとあまり変わりはないですね。
しかし、気になるのは「Galaxy S22」は「Galaxy S21」よりもバッテリー容量が少ないですが、このテストを見る限りはバッテリーの持ちが改善されているようです。まだテスト途中ではありますがこの点だけを見ると「Snapdragon 8 Gen 1」の方が「Snapdragon 888」よりも電力効率が良いのかなと推測することができます。
「Galaxy S22」のバッテリーが30%まで減った時点:
- Galaxy S22 Ultra:39%
- Galaxy S22+:38%
- Galaxy S22:28%
- Galaxy S21 Ultra:38%
- Galaxy S21+:39%
- Galaxy S21:27%
- Galaxy S21 FE:26%
- Galaxy Z Flip 3:11%
「Galaxy S22」のバッテリーが約30%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
先程まではバッテリー容量の少ない「Galaxy S22」の方が「Galaxy S21」よりもバッテリーの持ちが良かったですが、この時点ではほぼ横並びになっています。もちろん、バッテリー容量が違うのでこの時点でも少し優れた持ちを示していることは評価に値するといえます。
そして個のテストでより浮き彫りになったと言えるのは「Galaxy S21 FE」の持ちがあまり良くない点ですね。
テスト結果:
- Galaxy S21+:9時間2分
- Galaxy S22+:8時間39分
- Galaxy S22 Ultra:8時間37分
- Galaxy S21 Ultra:8時間32分
- Galaxy S22:7時間21分
- Galaxy S21:7時間14分
- Galaxy S21 FE:6時間46分
- Galaxy Z Flip 3:5時間34分
最終的に「Galaxy S22」は今回テストに使用した8端末の中で上から5番目の持ちという結果になりました。
このテストはバッテリーが100%から0%になるまで様々なアプリを連続で実行し、どれくらいの時間スマホを使えるか検証するというものです。テスト環境により結果は異なるのであくまで一つのテスト結果ですが、「Galaxy S22」のバッテリー持ちは悪くもなく良くもなくといったところ。むしろ僅かではありますがよりバッテリー容量の多い「Galaxy S21」より優れた持ちを示している点は素晴らしいです。
また、上位帯においても「Galaxy S22 Ultra」より「Galaxy S2+」の方が優れた持ちを示している事がわかります。これは画面の解像度がFHD+であることとWQHD+であること(つまり画素密度が違う)が大きく関わっているだろうと考えられます。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちは変わるのか
一言で言うなら、変わります。
二言目を言うなら、神経質になるほどではありません。
以前、リフレッシュレートの設定を60Hzにした「Galaxy S20 Ultra」と120Hzに設定した「Galaxy S20 Ultra」で今回のようなバッテリーの持ちをテストした結果、最終的に約15%の差が出ました。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちが変わるかどうかは下記にまとめているので気になる方は参考に読んでみてください。リフレッシュレートに関する基礎知識も簡単に解説しています。