「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーの持ち時間が他のライバルスマホと比較して悪くないのか気になったので調べてみました。
純粋なバッテリーの持ちがどれくらいなのか知りたいので、可能な限り解像度やリフレッシュレートを統一したテスト結果を紹介します。
- 「Galaxy S22 Ultra」のバッテリー容量と充電速度
- 「Galaxy S22 Ultra」が他のスマホと比較してバッテリーが持つのか?
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「Galaxy S22 Ultra」のバッテリー容量/充電速度について
- バッテリー容量 :5,000mAh
- 急速充電(有線):45W
- ワイヤレス充電 :15W
「Galaxy S22 Ultra」には6.8インチの画面に5,000mAhのバッテリーが搭載されています。
急速充電(有線)は45Wまで対応しており、ワイヤレス充電は15Wまで対応しています。
「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーの持ちを他社のライバルスマホと比較
すべてのスマホの環境を可能な限り同じにするために解像度とリフレッシュレートを揃えたTechDroiderのテストを基に「Galaxy S22 Ultra」のバッテリー持ちは悪くないのか見ていきます。
今回参考動画で出てくる各スマホのバッテリー容量や解像度・リフレッシュレートの設定は以下の通り。
Galaxy S22 Ultra | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Google Pixel 7 Pro | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Google Pixel 6 Pro | 5,003mAh | 120Hz/WQHD+ |
iPhone 14 Pro Max | 4,323mAh | 120Hz/QHD>FHD |
Xiaomi 12S Ultra | 4,860mAh | 120Hz/WQHD+ |
OnePlus 10 Pro | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
バッテリー持ちのテストは上記環境で様々なアプリを実行します。そしてどのスマホがどれくらいバッテリーが持つのかをテストします。
「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーが70%まで減った時点:
- Galaxy S22 Ultra:69%
- Google Pixel 7 Pro:70%
- Google Pixel 6 Pro:65%
- iPhone 14 Pro Max:86%
- Xiaomi 12S Ultra:74%
- OnePlus 10 Pro:71%
「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーが約70%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
2022年フラッグシップスマホによるテストはこの時点で比較的大きな開きが確認できます。一般的に「iOS」の方が「Android」よりも電力効率が高いため、このテストで最もバッテリー容量の少ない「iPhone 14 Pro Max」の持ちの良さが目立ちます。
また、今回のテストの中ではバッテリー容量の少ない「Xiaomi 12S Ultra」のバッテリー持ちの良さが光ります。
この記事での主役となる「Galaxy S22 Ultra」はこの時点で悪くもなく良くもなくといったところでしょうか。
「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーが約60%まで減った時点:
- Galaxy S22 Ultra:63%
- Google Pixel 7 Pro:52%
- Google Pixel 6 Pro:50%
- iPhone 14 Pro Max:80%
- Xiaomi 12S Ultra:67%
- OnePlus 10 Pro:62%
「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーが約60%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
Androidスマホはバッテリー持ちの良し悪しが目に見えて出ていますが、それ以上に「iPhone 14 Pro Max」のもちが異常に良いことのほうが目立ちます。
「Galaxy S22 Ultra」はこの時点で最も持ちの良い「Xiaomi 12S Ultra」に次ぐ持ちの良さ。悪くありません。
「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーが35%まで減った時点:
- Galaxy S22 Ultra:36%
- Google Pixel 7 Pro:20%
- Google Pixel 6 Pro:16%
- iPhone 14 Pro Max:60%
- Xiaomi 12S Ultra:39%
- OnePlus 10 Pro:33%
「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーが約35%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。ここまで見てきた様子だと「Galaxy S22 Ultra」のバッテリーの持ちは抜群に良いわけではありませんが、悪くもないため、普段使いでも全く問題ないだろうと言えます。
テスト結果:
- iPhone 14 Pro Max:11時間35分
- Xiaomi 12S Ultra:10時間3分
- Galaxy S22 Ultra:9時間58分
- OnePlus 10 Pro:9時間43分
- Google Pixel 7 Pro:9時間13分
- Google Pixel 6 Pro:8時間52分
最終的に「Galaxy S22 Ultra」は今回テストに使用した6端末の中で3番目の持ちの良さという結果になりました。
このテストはバッテリーが100%から0%になるまで様々なアプリを連続で実行し、どれくらいの時間スマホを使えるか検証するというものです。実行するアプリによってバッテリーの持ちは変化する他、日常生活で10時間アプリを連続稼働というのはまずないでしょう。
もちろん、テスト環境により結果は異なるのであくまで一つのテスト結果ですが、少なくとも「Galaxy S22 Ultra」のバッテリー持ちはライバルスマホと比較して良さそうです。少なくとも悪くはありません。良いという結果よりも著しく悪いものではないという結果が重要です。
とはいえ、悪いと評されることはないはずです。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちは変わるのか
一言で言うなら、変わります。
二言目を言うなら、神経質になるほどではありません。
以前、リフレッシュレートの設定を60Hzにした「Galaxy S20 Ultra」と120Hzに設定した「Galaxy S20 Ultra」で今回のようなバッテリーの持ちをテストした結果、最終的に約15%の差が出ました。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちが変わるかどうかは下記にまとめているので気になる方は参考に読んでみてください。リフレッシュレートに関する基礎知識も簡単に解説しています。