ゲーミングモニターの選び方と注意点をわかりやすく解説

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ゲーム用のモニター、通称ゲーミングモニターを購入することが近年一般的になってきましたが、最近ではPCゲームなのかPS4なのか、それとも最新世代のPS5のためなのか。ゲームをプレイするハードに合わせてモニターを選ぶ必要が出てきました。

 

これは各種ハードウェアが対応するリフレッシュレートが異なる事が大きな要因としてあげられます。従来であれば気にする必要のなかった要素を意識する必要性が出てきたり、良く見る指標だけど見方がわからないという方もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は「ゲーミングモニター」を購入する時に知っておきたい事と注意点について解説します。

 

この記事の内容
  • ゲーミングモニターを買う時に知っておきたいポイントについて
  • リフレッシュレートや応答速度の選び方と注意点

モニターの選び方簡単まとめ表

【2021年版】モニターを選ぶ時の目安:

大きさで選ぶ:

  • 仕事やリモートワークなど一般用途なら→24インチ前後がおすすめ
  • ゲーム、特にFPSゲームなら→24インチ・27インチがおすすめ
  • ゲーム、RPGのようなストーリー重視のゲーム用途なら→27インチ以上がおすすめ
  • デザイン・イラスト用途なら→27インチ・32インチがおすすめ

 

パネルで選ぶ:(基本的に性能はIPS>VA>TN)

  • 仕事やリモートワークなど一般用途なら→IPSパネルがおすすめ(視野角の点から)
  • ゲーム、特にFPSゲームなら→TNパネルが安価、予算があればVA/IPSがおすすめ
  • ゲーム、RPGのようなストーリー重視のゲーム用途なら→IPSパネルがおすすめ
  • デザイン・イラスト用途→絶対にIPS

 

解像度で選ぶ:(4K>WQHD>フルHD)

  • 仕事やリモートワークなど一般用途なら→フルHD・WQHDがおすすめ
  • ゲーム、特にFPSゲームなら→フルHDがおすすめ
  • ゲーム、RPGのようなストーリー重視のゲーム用途なら→WQHD・4Kがおすすめ
  • デザイン・イラスト用途なら→WQHD・4K以上がおすすめ

 

リフレッシュレートで選ぶ:(ゲーム用途でモニターを購入する人が絶対に意識すべき性能)

  • 仕事やリモートワークなど一般用途なら→気にしなくてOK
  • ゲーム、特にFPSゲームなら→144Hz以上を強くおすすめ
  • デザイン・イラスト用途なら→気にしなくてOK

 

スピーカーやVESA対応で選ぶ:

  • モニターにスピーカーが内蔵されているか
  • 基本的に音質は良くないため、音質を求めるなら別途PCスピーカーを購入しよう
  • モニターアームを利用したいならVESAマウントに対応しているかを確認

 

モニター形状で選ぶ:

  • 湾曲モニター
  • ウルトラワイドモニター
モニターの選び方をもっと詳しく

 

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ゲーミングモニターの選び方と見るべきポイント

ゲーミングモニター購入時に見ておきたいポイントは主に3点あります。「リフレッシュレート」と「応答速度」、そしてゲーミングモニターに搭載されている「機能」の3点。

 

とは言え、どのプラットフォームでゲームをプレイするか次第では気にしなくても良い要素もあるので注意点も含めてわかりやすく解説します。

リフレッシュレートの選び方と注意点

ゲーミングモニター購入時に最も重要なのが「リフレッシュレート」です。

 

リフレッシュレートはヘルツ(Hz)で表記されますが、そもそもリフレッシュレートとは何なのか簡単に解説します。

 

リフレッシュレートとは:

リフレッシュレートとは画面が1秒間に何回更新されるかという指標です。

 

パラパラ漫画でイメージしてみてください。1秒間に10回しかパラパラとめくられない作品と1秒間に60回めくられる作品。

 

どちらが滑らかに見えますか?

 

もちろん1秒間に60回めくられるパラパラ漫画の方がより滑らかですよね。これを画面では60Hz(ヘルツ)と表記します。

 

つまり、このリフレッシュレートが高ければ高いほど滑らかな映像体験を得られるということです。

豆知識

  • リフレッシュレート:ハードウェア側の1秒間あたりの更新回数(Hz)
  • フレームレート:ソフトウェア側の1秒間あたりの更新回数(FPS)

※60Hzと120Hzの見え方の違い

 

画面の対応リフレッシュレートが高くなれば1秒あたりの更新回数が増えるため残像感が減ります。これによってゲーム時の視点移動やブラウザのスクロールがより滑らかになるため、視覚体験が向上します。

 

リフレッシュレートの目安:

ここからが重要なポイントです。ゲーミングモニターで採用されているリフレッシュレートは144Hzや240Hz、中には360Hzのものまであります。

 

最も気になるのがリフレッシュレートはいくつが良いのか。ですよね。先に答えを書きます。

 

リフレッシュレートの目安
  • PCでゲーミングモニターを使うなら→144Hz/165Hz/240Hz/360Hz(つまり予算次第)
  • PS4/Xbox One/Nintendo Switchでゲーミングモニターを使うなら→60Hz
  • PS5/Xbox Series Xでゲーミングモニターを使うなら→120Hz

 

PCの場合:

PCの場合、PCのスペックが高ければそれだけ高いフレームレート(FPS)でゲームをプレイすることができるため、そのスペック次第でより性能の良いゲーミングモニターを購入するメリットが生まれます。

 

例えば、144FPS以上で動作するゲーミングPCを持っている場合、モニターのリフレッシュレートも144Hz対応のものを利用すると最大限の映像体験を得られます。PC側が144FPS以上で動作するのにモニターが60Hzだと映像体験は60Hzのままなのでもったいないという事です。

 

特にFPSゲームなどでは低リフレッシュレートと高リフレッシュレートでは映像体験、わかりやすく言えば索敵などのやりやすさが段違いなので、FPSゲームをしっかりやり込む人はゲーミングモニターを購入した方が良いでしょう。そしてその時選択すべきリフレッシュレートはPCスペックと予算に応じて選ぶという感じ。

 

PS4/Xbox One/Nintendo Switchの場合:

PS4やXbox One、Nintendo Switchの場合はそのハードが引き出せる性能が決まっているので、それ以上のリフレッシュレートに対応するゲーミングモニターを購入しても持て余してしまいます。

 

そして、この世代のハードはどれも60FPS以上で動作しないので、ゲーミングモニターも60Hz以上のものは必要ありません。

 

この世代のゲームハードは購入するゲーミングモニターをリフレッシュレートで選ぶ必要はありませんが、解像度やHDR対応か否かで選ぶことができます。(PS4 Pro/Xbox Oneは4K/60FPS対応)

 

PS5/Xbox Series Xの場合:

PS5やXbox Series Xといった現世代のゲームハードは4K解像度に対応しているだけでなく、120FPSでの動作にも対応しています。(4K/120FPSが可)

 

そのため、PS5やXbox Series Xの性能を最大限引き出すことのできるゲーミングモニターを購入する場合はリフレッシュレートが120Hz、加えて解像度が4Kに対応しているものを購入しましょう。

しかし、実際は120Hz対応モニターよりも144Hz対応モニターのほうが圧倒的に多いため、24Hz余してしまいますが、4K/144Hz対応のゲーミングモニターを探すことになるでしょう。

 

また、仕様上4K/120FPSに対応している現世代ハードですが、この仕様をフルに引き出すことのできるゲーミングモニターは結構高くラインナップもかなり少ないです。また、4K/120FPSでの動作は仕様で可能と言っているものの実際は難しいのではないかとの見方もあります。

 

そのため、実際には「フルHDやWQHD解像度で120FPS動作」もしくは「4K解像度で60FPS動作」が現実的ではないかと言われています。この辺りはプレイするゲームタイトル次第です。

 

PCでも盛んなFPSゲームは解像度以上にフレームレート・リフレッシュレートが重要なので、前者の「フルHDやWQHD解像度で120FPS」で動作させることになるでしょう。

一方、RPGやオープンワールドゲームの場合はフレームレート以上に解像度(HDR対応も)が重要なので、後者の「4K解像度で60FPS」で動作させることになるでしょう。(この場合PS4向けモニターと同じ選び方)

 

 

 

応答速度の見方と選び方

ゲーミングモニターを購入する上で注意しておきたいのが「応答速度」です。

 

応答速度の数値の違いはリフレッシュレートほど映像体験に影響を与えませんが、240Hz以上の高リフレッシュレートモニターを購入する場合は知っておいたほうが良いだろうと言えます。

 

応答速度とは:

モニターの性能で出てくる応答速度とは「ある画面(A)から別の画面(B)に変更し、元の画面(A)に戻すまで」の時間の事を指します。技術的に言えば電圧を上げたり下げたり、、と細かくありますがそれについては割愛。

 

全てのモニターはPCとかPS4から映像信号を受信しますよね。その信号を受信してから実際に表示するまでの時間が「応答速度」です。

 

そのため信号を受信してから表示までにもたつくと実際にPCが送っている状況と齟齬が生じてしまいます。

 

出典:Eizo

 

応答速度には主に3つの計測方法があります。

 

モニターが最も画面の表示に時間がかかる色は黒から白です。先程技術的なことは省略しましたが、電圧をかけていない状態を黒(0)、電圧を降るでかけている状態が白(100)です。この電圧の差が大きければ大きいほどモニターは表示に時間がかかってしまいます。

 

1.「黒→白→黒」(ISO Response time)

この「黒→白→黒」の計測方法が1つ。ISOレスポンスタイムという呼び方もありますが、いずれにせよこの計測方法は最近あまり見なくなったように感じます。

 

しかし、モニターに映像を表示する時に黒→白という色の変化は実際にはあまり行われていませんよね。徐々に色が変わったりしているはずです。

 

2.「Gray to Gray」(GtG)

そのため、より現実的な応答速度を図るために中間色を使用した計測方法に「GtG」があります。「Gray to Gray」や「G2G」等とも表記されます。

これは、グレーから別のグレー、そしてもとに戻るのに要した時間になります。

 

先程の「黒→白→黒」が「0→100→0」という動きであるのに対して「GtG」は中間色なので「50→60→50」のような動きになります。

 

そのため応答速度とGtG応答速度は厳密には別物です。(良く一括に応答速度とされがち)

 

特にゲームや映像においては一般的な応答速度よりもGtG応答速度の方が重要です。

 

3.「MPRT」(Moving Picture Response Time)

上2つの応答速度計測方法が明るさが変化し元との明るさに戻るまでの時間を計測するものでしたが、3つ目の「MPRT」はモニター上で実際に映像を動かしたものをカメラで撮影し、動画の残像を計測する方法が採用されています。

 

一般的に、モニターの応答速度は、明るさが変化する速さを指標とした中間調応答速度(Gray-to-Gray)が一般的に使われていますが、応答性能は,表示方法等にも関係しているため、明るさの変化のみでの判断はできません。

そのため、モニター上で実際に映像を動かしたものをカメラで撮影し、動画の残像を計測するしくみとして考えらたものがMPRTになります。

この数字が小さいほど動画応答性能は高く、1msであればモニターのなかでは現状で最速のものとなります。

引用:MPRTについて(Acer)

 

結局、応答速度は○○ms以下なら良いの?

応答速度の主だった種類について簡単にではありますが解説しました。知りたいのはここからですよね。実際○○ms以下のモニターを買えば良いの?と。

 

これは購入するモニターのリフレッシュレート次第になります。例えばリフレッシュレートの数値が144Hzの場合、1秒間に144回画面をリフレッシュするという意味。これは言い方を変えれば6.94msごとに画面をリフレッシュするという意味になります。

購入するモニターの応答速度はこの数値を下回っているものであればボトルネックにならないという答えになります。

 

表にしてみます。

リフレッシュレート リフレッシュ速度 推奨応答速度
60Hz 16.6ms 16ms以下
144Hz 6.94ms 6ms以下
165Hz 6.06ms 6ms以下
240Hz 4.16ms 4ms以下
360Hz 2.77ms 2.5ms以下

 

ゲーミングモニターとして発売される製品で応答速度が10ms以上のものはほぼ見かけません。つまり、60Hz以上のモニターが必要ないPS4やXbox One、Nintendo Switchといった前世代コンシューマー機の場合、応答速度はほぼ気にしなくて良いということになります。

 

一方、PCやPS5、Xbox Series Xといった高リフレッシュレートでのプレイが可能な機器で120Hz~165Hzのゲーミングモニターを購入する場合は応答速度は6ms以下であるほうが望ましいと言えます。

 

また、PCで超本格的にFPSゲームなどに取り組みたい方で240Hzモニターを購入するなら応答速度は4ms以下のものを、360Hzなら2.5ms以下のものを購入しましょう。

 

ある程度モニターのラインナップを見たことがある方はわかるかもしれませんが、「ゲーミングモニター」として販売されているものの多くは応答速度が5ms以下で販売されています。そのため、より上位レベルの高リフレッシュレート対応モニターを購入する場合を除いて過度に気にする必要はないと言えます。

 

ゲームをより快適にプレイするための独自機能

ゲーミングモニターにはその名の通り、ゲームをより快適にプレイするための機能を搭載しているものがあります。名称はメーカーにより様々だったり、メーカー独自の機能だったり非常に複雑。

 

例えばFPSバトロワゲームでは「索敵」が重要になりますよね。しかし、マップによっては影で暗くなり索敵しづらいという場面があります。経験ある方もいるでしょう。

 

ゲーミングモニターにはこれらの暗い部分を明るく表示し索敵しやすく調整してくれる機能があります。名称がメーカーに寄って違うので複雑ですが、BenQなら「Black eQualizer」、LGなら「Black Stabilizer」と呼ばれています。

 

 

他にも彩度を調整し色味をはっきりさせることでより索敵しやすくする「Color Vibrance」機能等。

 

 

これらの機能は普通にゲームをする上で必須とは言いませんが、より本格的にゲームをプレイしたいプレイヤーは合ったほうが良い機能と言えます。

 

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まとめ

「ゲーミングモニター」を購入するときに見ておきたい知っておきたいポイントについてまとめてみました。

 

これまでコンシューマー機はそれほど神経質にモニターを選ぶ必要はありませんでしたが、PS5世代以降はPCゲーマーと同じようにリフレッシュレートも見る必要が出てきました。

 

やや選び方が複雑化したことで選ぶのが難しいかもしれませんが、ゲーミングモニター購入時の参考になれば幸いです。