「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーの持ち時間が他のライバルスマホと比較して悪くないのか気になったので調べてみました。
純粋なバッテリーの持ちがどれくらいなのか知りたいので、可能な限り解像度やリフレッシュレートを統一したテスト結果を紹介します。
- 「iPhone 13 Pro Max」のバッテリー容量と充電速度
- 「iPhone 13 Pro Max」が他のスマホと比較してバッテリーが持つのか?
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「iPhone 13 Pro Max」のバッテリー容量/充電速度について
- バッテリー容量 :4,352mAh
- 急速充電(有線):27W(30分で50%)
- ワイヤレス充電 :15W(MagSafe)/7.5W(Qi)
「iPhone 13 Pro Max」には6.7インチの画面に4,352mAhのバッテリーが搭載されています。
優先の充電速度は27Wで30分で50%の充電が可能な急速充電に対応しています。ワイヤレス充電はMagSafe利用時に15W、Qiワイヤレス充電時は7.5Wまで対応しています。
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーの持ちを他社のライバルスマホと比較
すべてのスマホの環境を可能な限り同じにするために解像度とリフレッシュレートを揃えたTechDroiderのテストを基に「iPhone 13 Pro Max」のバッテリー持ちは悪くないのか見ていきます。
今回参考動画で出てくる各スマホのバッテリー容量や解像度・リフレッシュレートの設定は以下の通り。
iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh | 120Hz/QHD>FHD |
Xiaomi 12S Ultra | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
OnePlus 10 Pro | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Galaxy S22 Ultra | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Pixel 6 Pro | 5,003mAh | 120Hz/WQHD+ |
Xiaomi Mi 12 Pro | 4,600mAh | 120Hz/WQHD+ |
バッテリー持ちのテストは上記環境で様々なアプリを実行します。そしてどのスマホがどれくらいバッテリーが持つのかをテストします。
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが75%まで減った時点:
- Xiaomi 12S Ultra:64%
- iPhone 13 Pro Max:75%
- OnePlus 10 Pro:59%
- Galaxy S22 Ultra:54%
- Pixel 6 Pro:60%
- Xiaomi Mi 12 Pro:48%
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが約75%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
一般的に「iOS」の方が「Android」よりも電力効率が高いため、この時点で既に「iPhone 13 Pro Max」の持ちの良さが目立ちます。今回のテストの中では最もバッテリー容量が少ないにも関わらず。
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが約70%まで減った時点:
- Xiaomi 12S Ultra:56%
- iPhone 13 Pro Max:69%
- OnePlus 10 Pro:51%
- Galaxy S22 Ultra:45%
- Pixel 6 Pro:45%
- Xiaomi Mi 12 Pro:38%
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが約70%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
先ほどと変わらず「iPhone 13 Pro Max」の持ちの良さが目立ちます。他のAndroidスマホの中でもより大きな差が開いており中でも「Xiaomi 12S Ultra」はバッテリーの持ちに優れるようです。
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが50%まで減った時点:
- Xiaomi 12S Ultra:33%
- iPhone 13 Pro Max:52%
- OnePlus 10 Pro:27%
- Galaxy S22 Ultra:23%
- Pixel 6 Pro:20%
- Xiaomi Mi 12 Pro:5%
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが約50%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
変わらず素晴らしいの一言。あまりに「iPhone 13 Pro Max」の持ちが良いので相対的にほかが悪く映りますが、これ「iPhone 13 Pro Max」の持ちが良すぎるだけですよ。他のスマホも悪いと評されるのは「Xiaomi Mi 12 Pro」や「Pixel 6 Pro」くらいです。
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが45%まで減った時点:
- Xiaomi 12S Ultra:19%
- iPhone 13 Pro Max:47%
- OnePlus 10 Pro:14%
- Galaxy S22 Ultra:13%
- Pixel 6 Pro:7%
- Xiaomi Mi 12 Pro:0%
「iPhone 13 Pro Max」のバッテリーが約45%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
改めて今回のテストではバッテリー容量が最も少ない「iPhone 13 Pro Max」がこれだけもちが良いことを見るとiOSの電力効率が相当優れていることがわかります。
テスト結果:
- iPhone 13 Pro Max:10時間43分
- Xiaomi 12S Ultra:9時間20分
- OnePlus 10 Pro:8時間57分
- Galaxy S22 Ultra:8時間42分
- Google Pixel 6 Pro:8時間42分
- Xiaomi Mi 12 Pro:7時間32分
最終的に「iPhone 13 Pro Max」は今回テストに使用した6端末の中で最もバッテリーの持ちが良いという結果になりました。
このテストはバッテリーが100%から0%になるまで様々なアプリを連続で実行し、どれくらいの時間スマホを使えるか検証するというものです。実行するアプリによってバッテリーの持ちは変化する他、日常生活で11時間アプリを連続稼働というのはまずないでしょう。
もちろん、テスト環境により結果は異なるのであくまで一つのテスト結果ですが、少なくとも「iPhone 13 Pro Max」のバッテリー持ちはライバルスマホと比較して”かなり”良さそうです。少なくとも絶対に悪い部類ではありません。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちは変わるのか
一言で言うなら、変わります。
二言目を言うなら、神経質になるほどではありません。
以前、リフレッシュレートの設定を60Hzにした「Galaxy S20 Ultra」と120Hzに設定した「Galaxy S20 Ultra」で今回のようなバッテリーの持ちをテストした結果、最終的に約15%の差が出ました。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちが変わるかどうかは下記にまとめているので気になる方は参考に読んでみてください。リフレッシュレートに関する基礎知識も簡単に解説しています。