「Pixel 7 Pro」のバッテリーの持ち時間が他のライバルスマホと比較して悪くないのか気になったので調べてみました。
純粋なバッテリーの持ちがどれくらいなのか知りたいので、可能な限り解像度やリフレッシュレートを統一したテスト結果を紹介します。
- 「Pixel 7 Pro」のバッテリー容量と充電速度
- 「Pixel 7 Pro」が他のスマホと比較してバッテリーが持つのか?
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「Pixel 7 Pro」のバッテリー容量/充電速度について
- バッテリー容量 :5,000mAh
- 急速充電(有線):23W
- ワイヤレス充電 :23W
「Pixel 7 Pro」には6.7インチの画面に5,000mAhのバッテリーが搭載されています。
急速充電(有線)は23Wまで対応し、充電開始から30分で50%以上まで充電することができる高速な充電技術が搭載されています。
ワイヤレス充電は23Wまで対応しています。
「Pixel 7 Pro」のバッテリーの持ちを他社のライバルスマホと比較
すべてのスマホの環境を可能な限り同じにするために解像度とリフレッシュレートを揃えたTechDroiderのテストを基に「Pixel 7 Pro」のバッテリー持ちは悪くないのか見ていきます。
今回参考動画で出てくる各スマホのバッテリー容量や解像度・リフレッシュレートの設定は以下の通り。
Google Pixel 7 Pro | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Google Pixel 6 Pro | 5,003mAh | 120Hz/WQHD+ |
iPhone 14 Pro Max | 4,323mAh | 120Hz/QHD>FHD |
Xiaomi 12S Ultra | 4,860mAh | 120Hz/WQHD+ |
OnePlus 10 Pro | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
Galaxy S22 Ultra | 5,000mAh | 120Hz/WQHD+ |
バッテリー持ちのテストは上記環境で様々なアプリを実行します。そしてどのスマホがどれくらいバッテリーが持つのかをテストします。
「Pixel 7 Pro」のバッテリーが70%まで減った時点:
- Google Pixel 7 Pro:70%
- Google Pixel 6 Pro:65%
- iPhone 14 Pro Max:86%
- Xiaomi 12S Ultra:74%
- OnePlus 10 Pro:71%
- Galaxy S22 Ultra:69%
「Pixel 7 Pro」のバッテリーが約70%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
2022年フラッグシップスマホによるテストはこの時点で比較的大きな開きが確認できます。一般的に「iOS」の方が「Android」よりも電力効率が高いため、このテストで最もバッテリー容量の少ない「iPhone 14 Pro Max」の持ちの良さが目立ちます。
この記事での主役となる「Pixel 7 Pro」は2021年の「Pixel 6 Pro」と比べるとバッテリの持ちは改善されているようです。
「Pixel 7 Pro」のバッテリーが約50%まで減った時点:
- Google Pixel 7 Pro:52%
- Google Pixel 6 Pro:50%
- iPhone 14 Pro Max:80%
- Xiaomi 12S Ultra:67%
- OnePlus 10 Pro:62%
- Galaxy S22 Ultra:63%
「Pixel 7 Pro」のバッテリーが約50%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。
先ほどとは少し状況が変わってますね。「Pixel 7 Pro」は「Pixel 6 Pro」よりもややバッテリーの持ちに優れるものの「Galaxy S22 Ultra」や「Xiaomi 12S Ultra」等と比べるとやや減りが早いように見えます。
しかしそれ以上に「iPhone 14 Pro Max」の持ちの良さが光ります。
「Pixel 7 Pro」のバッテリーが20%まで減った時点:
- Google Pixel 7 Pro:20%
- Google Pixel 6 Pro:16%
- iPhone 14 Pro Max:60%
- Xiaomi 12S Ultra:39%
- OnePlus 10 Pro:33%
- Galaxy S22 Ultra:36%
「Pixel 7 Pro」のバッテリーが約20%まで減った時点でのバッテリー持ちの差は上記の通り。先ほどとあまり変わりませんが、「Pixel 6 Pro」との開きが大きくなってきたことからやはり「Pixel 7 Pro」は昨年のモデルよりはバッテリーの持ちが改善していることがわかります。
テスト結果:
- iPhone 14 Pro Max:11時間35分
- Xiaomi 12S Ultra:10時間3分
- Galaxy S22 Ultra:9時間58分
- OnePlus 10 Pro:9時間43分
- Google Pixel 7 Pro:9時間13分
- Google Pixel 6 Pro:8時間52分
最終的に「Pixel 7 Pro」は今回テストに使用した6端末の中で5番目の持ちの良さという結果になりました。
このテストはバッテリーが100%から0%になるまで様々なアプリを連続で実行し、どれくらいの時間スマホを使えるか検証するというものです。実行するアプリによってバッテリーの持ちは変化する他、日常生活で10時間アプリを連続稼働というのはまずないでしょう。
もちろん、テスト環境により結果は異なるのであくまで一つのテスト結果ですが、少なくとも「Pixel 7 Pro」のバッテリー持ちは順番だけで見るとあまりバッテリーの持ちが良いとは言えなさそうです。とは言え、負荷の高いアプリを連続稼働で9時間動作するのであれば致命的に悪いとはいえないでしょう。余程ハードに使わなければ実生活で困ることはあまり無いはずです。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちは変わるのか
一言で言うなら、変わります。
二言目を言うなら、神経質になるほどではありません。
以前、リフレッシュレートの設定を60Hzにした「Galaxy S20 Ultra」と120Hzに設定した「Galaxy S20 Ultra」で今回のようなバッテリーの持ちをテストした結果、最終的に約15%の差が出ました。
リフレッシュレートの違いでスマホのバッテリーの持ちが変わるかどうかは下記にまとめているので気になる方は参考に読んでみてください。リフレッシュレートに関する基礎知識も簡単に解説しています。