解像度の違いでスマホのバッテリー持ちは悪くなるのか:1080p vs. 1440p

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従来ではPCゲーマーに必要とされてきた高リフレッシュレートですが、最近スマホでも90Hzや120Hzといった高リフレッシュレート対応画面が増えてきました。PCではそれほど気にする必要はありませんが、スマホではバッテリーの持ちに悪影響がないのか気になったので、60Hz動作時と120Hz動作時にバッテリーの持ちに影響があるのかどうか調べてみました。

 

また、そもそもリフレッシュレートとは何か、高リフレッシュレート画面は具体的に何が変わるのかについても解説します。

この記事の内容
  • 解像度とは
  • スマホの画面解像度が違うと何が変わるのか
  • スマホの設定解像度によってバッテリーの持ちに影響が出るのか

そもそも解像度とは?

スマホの画面でよく目にする解像度とは画像の密度を示す数値のことです。

 

スマホの画面やPCモニター等画像(画面)に関連するもので解像度という言葉をよく目にすると思いますが、単位は一般的にdpi(ドット・パー・インチ)を用います。

 

1920×1080、1280×720といった数字を見たことがあると思いますが、これが解像度ですね。数字が大きいと何が変わるのか?ですが以下の画像を見てもらえればわかりやすいと思います。

 

 

 

細かな説明は省きますが、解像度の数字が大きければ大きいほど表現できるドット数が増えることを意味するため、より滑らかで細かく画像を表示することができる、より綺麗な画像を表示できるということになります。

 

さて、一般的に解像度は1920×1080といった表記をされるかFHD(フルHD)といった呼称を用います。代表的な解像度はこんな感じ。

 

代表的な解像度[横×縦]
  • 1280×720 = HD[720p]
  • 1920×1080 = FHD(フルHD)[1080p]
  • 2560×1440 =QHD(WQHD)[1440p]
  • 3840×2160 =4K[2160p]

 

上記解像度はすべてアスペクト比16:9をベースに定義されたものですが、最近発売されるスマホってアスペクト比が16:9じゃなくて19.5:9とか20:9といったものが採用されてますよね。

 

これはつまり、1920×1080(16:9)を例にするなら2340×1080(19.5:9)のように縦幅(スマホの場合は横)の解像度をそのままに横長(スマホの場合縦長)になっているということです。

 

この記事の本題はここから。スマホのようにバッテリーで動作する端末の場合、表示させる方法を変えるのであればバッテリーの持ちが変わるのではないかという疑問

 

2020年以降のスマホで採用されることが増えた90Hzや120Hzといった高リフレッシュレートはバッテリーの持ちに比較的大きな影響を与えることが既に分かっていますが、解像度の場合はどうなのだろうと。

 

そういう訳でここからは同じスマホの設定解像度を違うもので動作検証を行い、解像度の違いによってバッテリーの持ちにどれくらい影響を及ぼすのか見ていきたいと思います。

1080p(フルHD)と1440p(QHD)でスマホのバッテリー持ちをテスト

手元に同じスマホを2台用意できなかったのでYouTubeのPhoneBuffが行ったテスト結果を元に1080pで動作するスマホと1440pで動作するスマホのバッテリーの持ちの違いについて紹介します。

 

テストに使用したスマホ
Galaxy S10+

  • 画面サイズ:6.44インチ
  • バッテリー容量:4,100mAh
  • リフレッシュレート:60Hz

 

テストはこのスマホを2台用意し、解像度の設定を1080pと1440pにしたもので様々なアプリを実行します。そしてどちらのスマホがどれくらいバッテリーが持つのかをテストします。

 

1440p解像度スマホのバッテリーが約85%まで減った時点:

 

  • Galaxy S10+[1440p]:84%
  • Galaxy S10+[1080p]:84%

 

解像度を1440p(QHD+)に設定した「Galaxy S10+」のバッテリー残量が約85%に達した時点では1080p(FHD+)に設定した「Galaxy S10+」との差は0%。この時点で全く差がありません。

 

1440p解像度スマホのバッテリーが約60%まで減った時点:

 

  • Galaxy S10+[1440p]:59%
  • Galaxy S10+[1080p]:60%

 

解像度を1440p(QHD+)に設定した「Galaxy S10+」のバッテリー残量が約85%に達した時点では1080p(FHD+)に設定した「Galaxy S10+」との差は1%。この時点でも全く差がありません。

 

バッテリーを40%消耗した時点でその差がわずか1%とほぼ誤差のような違いです。そのため、解像度によるバッテリーへの影響は極めて小さいと考えて良いでしょう。念の為続きも。

 

1440p解像度スマホのバッテリーが約60%まで減った時点:

 

  • Galaxy S10+[1440p]:20%
  • Galaxy S10+[1080p]:20%

 

解像度を1440p(QHD+)に設定した「Galaxy S10+」のバッテリー残量が約20%に達した時点では1080p(FHD+)に設定した「Galaxy S10+」との差は0%

 

差、なし。リフレッシュレートほど大きくないだろうなとは思ってましたが、想像以上に差がないようです。

 

 

動画では別のアプリを使用して同じようにバッテリーの減りを検証しています。その結果が以下の通り。

 

 

まとめ

同じスマホで解像度の設定が異なるとバッテリーの持ちは変わるのかという検証でしたが、結果は全く変わらないという結果に。

 

リフレッシュレート(60Hz vs. 120Hz)の場合は使い方に応じて設定を変更するだけの違いがありますが、解像度の場合はそのスマホが持つ最大解像度に常時固定でも問題なさそうです。

 

最近のスマホはバッテリー容量が増えてきているため、それに比例するようにバッテリーの持ちもかなり良くなっていますが、出先でのバッテリー消耗が不安な方はカバンに一つモバイルバッテリーを仕込ませとくと良いですよ。(たまにしか使わない人はモバイルバッテリーのバッテリー残量には要注意。)

 

 

上のは大容量モバイルバッテリーですが、中には面白い機能を持つモバイルバッテリーもあって、ソーラーパネルを搭載して太陽光に当てて充電できるものもあったりしますよ。災害時にはこういう機能を持つものがかなり役立つかもしれませんね。

 

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