Appleのスマホ「iPhone 12」の搭載チップセット(CPU&GPU)が気になったので調べてみました。
また、「iPhone 12」が搭載しているチップセットの処理性能を調べ、過去発売されたスマホと比較してどれくらい性能が向上したのかについても紹介します。
この記事の内容
- 「iPhone 12」の搭載チップセット(CPU&GPU)について
- 搭載チップセット「A14 Bionic」の性能をベンチマークスコアで比較
「iPhone 12」に搭載されているチップセット(CPU&GPU)
iPhone 12
- チップセット:Apple A14 Bionic(5nm)
- CPU:Hexa-core (2x3.1GHz Firestorm + 4x1.8GHz Icestorm)
- GPU:Apple GPU
- 5G対応/非対応?:対応
「iPhone 12」シリーズにはApple製の2020年フラッグシップモデル向けチップセット「A14 Bionic」が搭載されています。
「iPhone 12」の性能をGeekbenchスコアで比較
iPhone 12(A14 Bionic)のGeekbench5スコア
- シングルコアスコア:1,601
- マルチコアスコア :4,117
さて、このベンチマークスコアだけではいまいち「iPhone 12」シリーズの処理性能がどれくらい向上したのかわからないと思うので、これまでに発売されたiPhoneのGeekbenchスコアと比較してみることにします。
デバイス名 | シングルコアスコア | マルチコアスコア | |
2023年モデル(Geekbench6) | |||
---|---|---|---|
iPhone 15 Pro/15 Pro Max (A17 Pro) |
2,955 | 7,110 | |
iPhone 15/ 15 Plus (A16 Bionic) |
2,628 | 6,551 | |
2022年モデル(Geekbench5) | |||
iPhone 14 Pro/14 Pro Max (A16 Bionic) |
1,877 (Geekbench 6 :2,519) |
5,165 (Geekbench 6: 6,367) |
|
iPhone 14/ 14 Plus (A15 Bionic) |
1,736 (Geekbench 6 :2,224) |
4,722 (Geekbench 6 :5,383) |
|
iPhone SE(第3世代) (A15 Bionic) |
1,741 (Geekbench 6 :2,228) |
4,676 (Geekbench 6 :5,048) |
|
2021年モデル | |||
iPhone13 Pro/Pro Max (A15 Bionic) |
1,736 (Geekbench 6 :2,222) |
4,852 (Geekbench 6 :5,670) |
|
iPhone13/13 mini (A15 Bionic) |
1,726 (Geekbench 6 :2,122) |
4,638 (Geekbench 6 :5,196) |
|
2020年モデル | |||
iPhone 12シリーズ (A14 Bionic) |
1,601 (Geekbench 6 :2,049) |
4,117 (Geekbench 6 :4,613) |
|
2019年以前のモデル | |||
iPhone 11シリーズ (A13 Bionic) |
1,335 (Geekbench 6 :1,657) |
3,531 (Geekbench 6 :3,896) |
|
iPhone XS (A12 Bionic) |
1,117 | 2,901 | |
iPhone X (A11 Bionic) |
931 | 2,459 | |
iPhone 8 (A11 Bionic) |
929 | 2,273 | |
iPhone 7 (A10 Fusion) |
766 | 1,375 |
上記スコアを見てみると、
「iPhone 12」の処理性能は:
- 「iPhone 11」シリーズの約1.16倍
- 「iPhone XS」の約1.42倍
- 「iPhone X」の約1.67倍
- 「iPhone 7」の約2.99倍
まとめ
実体験として、チップセットが2世代違うと何をするにも違いを感じます。アプリ一覧を開く間やブラウザを立ち上げる時間、もちろんゲームの処理性能、とにかくあらゆる動作が軽快になったと感じます。
スマホの買い替えは人によって様々なタイミングがありますが、チップセットの処理性能だけを見ても前回スマホを購入してから2年以上経過していれば買い替えの価値はあると思いますよ。
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