「OnePlus Nord」vs.「OnePlus 7T」: 日本で買うならどっち?スペックや違いを比較



OnePlusが価格に重視した5G対応スマホ「OnePlus Nord」を発表しました。5G対応で価格もこれまでのOnePlusスマホと比較するととても安いですが、スマホ全体で見ると飛び抜けて安いわけではないので、5G対応の「OnePlus Nord」を買うか1世代前だけど性能十分の「OnePlus 7T」(もしくは8)を買うかで迷っている方も多いようです。

 

そこで今回は「OnePlus Nord」と「OnePlus 7T」のそれぞれが持つ特徴や価格差、具体的に何が違うのかを見ていきたいと思います。また、5Gスマホを日本で購入する時に知っておきたい重要なポイントについても解説します。

 

この記事で知ることができること

  • OnePlus NordとOnePlus 7Tの違い(スペックや価格)
  • 日本で5Gスマホを買う時に注意しておくべきバンド事情
  • Nordと7Tはそれぞれどういう人にオススメなのか

 

 

OnePlusってどういう企業?

 

OnePlusは中国広東省に拠点を構える中国のスマホメーカーで、2013年に元OPPOの副社長Pete LauとCarl Peiによって立ち上げられた新興メーカー。2019年時点で50カ国を超える国に展開されています。

 

シンプルでユーザーフレンドリーなデザイン、そして日常生活における本当の意味でのユーザーエクスペリエンスを向上させることをモットーに2013年の創業以降破竹の勢いでシェアを伸ばしています。

 

実際、CounterPointの調査によるとOnePlusは2019年にインドのプレミアムスマホセクターで約33%とAppleやSamsungよりも高いシェアを獲得。

 

OnePlusのユーザーエクスペリエンスの向上を重視する姿勢はユーザーの満足度にも反映されており、91mobiles(インドのテックメディア)が行った参加者15,000人を超える調査によると、OnePlusスマホを購入した約80%のユーザーがOnePlusのスマホに満足していると答えたといいます。これは、Appleの「iPhone」を購入したユーザーの満足度63%よりも高い数値で、この調査で最も高い満足度を獲得しています。

OnePlus NordとOnePlus 7Tの特徴

OnePlus Nord
OnePlus 7T

 

「OnePlus Nord」と「OnePlus 7T」のどっちを買うかで迷っている場合に把握しておきたい2つの大きな違いは5Gに対応しているかそうでないかです。

「OnePlus Nord」は5G通信に対応していますが、「OnePlus 7T」は4G/LTE対応で5Gには非対応です。(対応バンドについては後述)

 

この2つのスマホは処理性能の違いもありますが、5G通信のサービスが日本でも始まった2020年以降、最も気にするポイントはここかもしれません。5G通信が実生活で恩恵をもたらすにはまだ時間がかかるという考えから、5G非対応の「OnePlus 7T」を購入するという選択肢もあるでしょう。

 

 

「OnePlus Nord」の特徴的なポイント

  • 5G通信に対応
  • チップセットはミドルレンジモデル向けの「Snapdragon 765G」を搭載
  • 90Hz AMOLEDディスプレイ
  • フロントカメラ(自撮りカメラ)が超広角(105°)に対応
  • 4,115mAhのバッテリー

「OnePlus Nord」の特徴的なポイントをまとめてみました。

 

まず5G通信に対応していることが「OnePlus 7T」との大きな違いでしょう。これにより、今後主流になっていく5G通信が普及してからも処理性能やバッテリーに限界が来ない限り使い続けることができます。

 

処理性能はこのスマホはミドルレンジモデル向けのチップセットを搭載しているため、ゲームなどの重たい処理を必要とする場合にはフラッグシップモデル向けを搭載する「OnePlus 7T」に軍配が上がります。とは言え、「Snapdragon 765G」搭載スマホでもPUBG MobieやCoD Mobileのような重たいゲームでも快適にプレイすることはできます。(↓モデル別ベンチマークスコアの項目に移動する↓

 

90Hzディスプレイに関しては両モデルともに共通。

 

「OnePlus Nord」のフロントカメラは他のスマホと比較しても珍しく、フロントカメラが超広角撮影に対応しています。自撮りカメラが超広角に対応している例はとても少なく、自撮りカメラを日頃から使う、より広い画角で写真を撮りたい場合には非常に有力な候補になると言えます。

 

また、バッテリー容量が4,115mAhと「OnePlus 7T」よりもやや大きいです。ディスプレイも共通であることからバッテリーの持ちは「OnePlus Nord」の方が優れている可能性が高いでしょう。

 

「OnePlus 7T」の特徴的なポイント

  • 5G通信に非対応
  • チップセットは2019年フラッグシップモデルで向けの「Snapdragon 855+」を搭載
  • 90Hz AMOLEDディスプレイ
  • 3,800mAhのバッテリー

「OnePlus 7T」は5G通信には対応していませんが、2019年に発売されていることから市場の価格は下落傾向にあります。

 

日本では5G通信のサービスこそ始まっていますが、今必要かと問われるとまだかな?というのが現状。そのため、本当に5Gが必要になるまで5G非対応でも定価から随分安くなった「OnePlus 7T」を使うという選択肢もあるでしょう。

 

チップセットは2019年のフラッグシップモデル向け「Snapdragon 855+」を搭載しているので、性能的にはまだまだ現役。重たいゲームも難なくこなせます。逆に言えば、スマホの使い方的にゲームなどの重たい処理を必要としない場合、処理性能的には「OnePlus Nord」で十分かもしれません。

 

ディスプレイは共通。バッテリー容量は3,800mAhと「OnePlus Nord」と比較すると少し小さめです。とは言え、バッテリーの持ちが非常に悪いという声はあまり聞きませんので、日常的に使う分には問題ないでしょう。

 

 

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OnePlus NordとOnePlus 7T:スペック比較

両モデルの特徴を上に書きましたが、ここではより細かなスペックについて紹介します。寸法や重さなど見比べてみてください。

OnePlus Nord OnePlus 7T
寸法 158.3 x 73.3 x 8.2 mm, 184g 160.9 × 74.4 × 8.1mm, 190g
ディスプレイ サイズ:6.44インチ
解像度:2400×1080 (408ppi)
リフレッシュレート:90Hz
アスペクト比:20:9
パネル:Fluid AMOLED
カバーガラス:Corning Gorilla Glass 5
HDR対応
サイズ:6.55インチ
解像度:2400×1080 (402ppi)
リフレッシュレート:90Hz
アスペクト比:20:9
パネル:Fluid AMOLED
カバーガラス:2.5D Corning Gorilla Glass 
HDR10+対応
チップ
セット
Snapdragon 765G, Adreno 620 GPU Snapdragon 855+, Adreno 640 GPU
メモリ 8GB/12GB(LPDDR4X) 8GB (LPDDR4X)
ストレージ 128GB/256GB(UFS2.1) 128GB (UFS3.0)
256GB(中国向けモデルのみ)
リア
カメラ
メイン:48MP(Sony IMX586), f/1.75, OIS&EIS
超広角:8MP, f/2.25, 119°
マクロ:2MP, f/2.4
深度 :5MP, f/2.4
メイン:48MP(Sony IMX586), f/1.6, OIS&EIS
超広角:16MP, f/2.2, 117°
望遠:12MP, f/2.2 (光学2倍)
フロント
カメラ
メイン:32MP(Sony IMX616), f/2.45, EIS
超広角:8MP, f/2.45, 105°
メイン:16MP (Sony IMX471), f/2.0, EIS
バッテリー 4,115mAh, Warp Charge 30T 3,800mAh, Warp Charge 30T
OS OxygenOS(Android 10) OxygenOS(Android 10)
ロック
解除
ディスプレイ内指紋認証
顔認証
ディスプレイ内指紋認証
顔認証
Bluetooth Bluetooth 5.1,
対応:aptX & aptX HD & LDAC & AAC
Bluetooth 5.0,
対応:aptX & aptX HD & LDAC & AAC
Wi-Fi 2x2 MIMO,
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, (2.4G/5GHz)
2x2 MIMO,
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, (2.4G/5GHz)
NFC あり あり
ポート USB-C(USB2.0)
デュアルSIM(nano)
USB-C(USB3.1 GEN1
デュアルSIM(nano)
センサー ディスプレイ内指紋認証
加速度
電子コンパス
ジャイロスコープ
アンビエントライト
近接センサー
センサーコア
ディスプレイ内指紋認証
加速度
電子コンパス
ジャイロスコープ
アンビエントライト
近接センサー
センサーコア
動画
(リア)
4K:30FPS
1080P:30/60FPS
1080P:240FPS
タイムラプス
4K:30/60FPS
1080P:30/60FPS
1080P:240FPS
720P:480FPS
720P:960FPS(後のアップデートで実装)
タイムラプス
動画
(フロント)
4K:30/60FPS
1080P:30/60FPS
タイムラプス
1080P(30FPS)
タイムラプス

 

CPU処理性能のGeekbenchスコア比較

 

全体バランスのAnTuTuスコア比較

 

 

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日本で5G通信を利用するために知っておきたいこと

次の項で各モデルの対応バンドを比較しますが、その前に日本で5G通信を利用するために知っておきたいことについて説明しておきます。

 

これはキャリアからのスマホ購入であれば特に気をつける必要はありませんが、海外からの個人輸入等で自分でスマホを購入する場合は抑えておきたいポイントです。

 

理由はスマホによって対応しているバンドが異なり、同じモデルのスマホでもUK版とCN版では対応バンドが異なることがあるからです。そのため、「どのスマホを」「どの地域のモデル」を購入するかがポイントになってきます。

 

日本の場合、

 

  • n77(3.6GHz〜4.2GHz)
  • n78(3.3〜3.8GHz)
  • n79(4.4〜5.0GHz)
  • n257(27.00GHz〜29.50GHz)

 

の4種類に全て対応しているスマホであれば、キャリアネットワークを気にすることなく快適に5G通信を利用することができます。以下キャリアごとに対応していることが必須・望ましいバンドを紹介します。

 

ミリ波についても各バンドの使用周波数帯を紹介しますが、これに対応しているかどうかはあまり重要ではありません。日本の通信キャリアが販売するスマホの多くも非対応です。

 

docomoが使用する5Gバンド帯

docomoは5G通信の運用に以下のバンド帯を使用しています。

 

  • n77(3.6GHz〜3.7GHz)
  • n78(3.3GHz〜3.8GHz)
  • n79(4.5GHz〜4.6GHz)
  • n257[ミリ波](27.40GHz〜27.80GHz)

 

周波数を見ると、一部周波数帯が被っていることがわかります。5G通信に100%対応していると呼ぶには上記バンドに全て対応している必要がありますが、一般的にdocomo回線で5Gスマホを使用する場合「n78」バンドに対応していることが5G通信を利用するための必要条件です。

 

一部周波数が被っていますが、使用するスマホの対応バンドが「n78」のみの場合、docomoが利用する「n79」バンドの「4.5GHz〜4.6GHz」部分は利用不可となります。

 

auが使用する5Gバンド帯

auは5G通信の運用に以下のバンド帯を使用しています。

 

  • n77(3.7GHz〜3.8GHz)
  • n77(4.0〜4.1GHz)
  • n78(3.3GHz〜3.8GHz)
  • n257[ミリ波](27.80GHz〜28.20GHz)

 

周波数を見ると、一部周波数帯が被っていることがわかります。5G通信に100%対応していると呼ぶには上記バンドに全て対応している必要がありますが、一般的にau回線で5Gスマホを使用する場合「n78」バンドに対応していることが5G通信を利用するための必須条件です。

 

使用するスマホの対応バンドが「n78」のみの場合、auが利用する「n77」バンドの「4.0GHz〜4.1GHz」部分は利用不可となります。

 

Softbankが使用する5Gバンド帯

Softbankは5G通信の運用に以下のバンド帯を使用しています。

 

  • n77(3.9GHz〜4.0GHz)
  • n257[ミリ波](29.10GHz〜29.50GHz)

 

5G通信に100%対応していると呼ぶには上記バンドに全て対応している必要がありますが、Softbank回線で5Gスマホを使用する場合「n77」バンドに対応していることが5G通信を利用するための必須条件です。

 

使用するスマホの対応バンドが「n78」のみの場合、Softbankの5G通信は利用不可となります。

 

楽天モバイルが使用する5Gバンド帯

楽天モバイルは5G通信の運用に以下のバンド帯を使用しています。

 

  • n77(3.8GHz〜3.9GHz)
  • n257[ミリ波](27.00GHz〜27.40GHz)

 

5G通信に100%対応していると呼ぶには上記バンドに全て対応している必要がありますが、楽天モバイル回線で5Gスマホを使用する場合「n77」バンドに対応していることが5G通信を利用するための必須条件です。

 

使用するスマホの対応バンドが「n78」のみの場合、楽天モバイルの5G通信は利用不可となります。(厳密に言えば3.8GHzのみ使用できますが、狭すぎるので実質利用不可と判断)

 

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対応バンドを比較:買うならどの地域のモデル?

まず最初に「OnePlus Nord」は5G通信に対応していますが、「OnePlus 7T」は5G非対応です。

 

「OnePlus Nord」の地域別5G対応バンドは以下の通りです。OnePlusスマホの場合、4G/LTEの対応バンドは基本的にどのモデルでも問題なく対応しています。(参考:LatestOnePlus/Twitter

 

  • OnePlus Nord[UK/EU版]:n1, n3, n7, n28, n78
  • OnePlus Nord[IN版]:n78
  • OnePlus Nord[US版]:n1, n3, n7, n28, n78
  • OnePlus Nord[CN版]:製品未発表(2020年7月時点)

 

結論として、「OnePlus Nord」はどの地域のモデルを購入しても「n78」には対応しているので、docomoとauの5Gサービスは利用できますが、Softbankと楽天モバイルには非対応です。

OnePlus NordとOnePlus 7T:価格比較

「OnePlus Nord」は8GB/128GBモデルが399ユーロ(約49,100円)〜販売されます。より大きなメモリを搭載する12GB/256GBモデルは499ユーロで販売されます。

「OnePlus 7T」は8GB/128GBモデルがOnePlus公式サイトで529ユーロ(約65,100円)で販売されています。

 

定価で見れば、「OnePlus Nord」の方が約5,000円安く購入できます。しかし、「OnePlus 7T」は発売から時間が経っており在庫も十分にあり何より価格も相当割引きされて販売されています。

 

Etorenで見てみると、2020年7月末時点で58,100円で販売されています。定価より7,000円安く販売されており、「OnePlus Nord」とほぼ価格が変わりません。

 

【2020年7月追記】OnePlus NordがEtorenで47,100円で販売される予定のようです。

 

 

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OnePlus Nord vs. OnePlus 7T:総評

「OnePlus Nord」と「OnePlus 7T」のどちらを購入するか迷っている場合。結局のところ、あなたがどういうスマホをの使い方をするか次第です。

 

5G対応で長く使えるスマホを探しているなら「OnePlus Nord」
5G非対応だけどどんな処理でもスムーズにノンストレスでこなせるスマホを探しているなら「OnePlus 7T」

 

1つの例として、僕はスマホでゲームをほぼしませんので、処理性能よりもフロントカメラやリアカメラが様々な撮影条件に対応してくれることをより重視します。また、仕事の連絡やスケジュールの確認等、ほぼすべてのことをスマホで済ませるのでバッテリーの持ちにストレスを感じたくありません

5G通信の対応・非対応については2020年現在僕は重視しませんが、どうせ買うなら5G対応かなということで「OnePlus Nord」と「OnePlus 7T」でどちらを買うか?と聞かれたら「OnePlus Nord」を買うと答えると思います。

 

もちろん、スマホをノンストレスでゲームのような重たい動作を処理して欲しい場合やリアカメラに望遠レンズがついていて欲しい場合には価格差が僅かであることも併せて「OnePlus 7T」を買ったほうが満足度は高いでしょう。

 

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