マウスコンピューターの「G-Tune PL-B」はCPUにIntelの「Intel Core i5-11400F」を、グラボに「NVIDIA GeForce GTX 1650(GDRR6版)」を搭載しているPC。価格が約12万円と、コスト面に非常に優れたゲーミングPCと言えます。
今回は「G-Tune PL-B」が具体的にどれくらいの性能を秘めているのか主要なベンチマークテストや多くの方に遊ばれているゲームでのパフォーマンステストを含めて細かくレビューします。
具体的な性能はこれから細かく見ていきますが、大雑把な評価を書くと限られた予算内でゲームが動作可能なPCが欲しい方や使用用途が明確な方におすすめできるPCです。
- 「G-Tune PL-B」のベンチマークスコアやゲーム性能
- 「G-Tune PL-B」はどういう人におすすめのゲーミングPCなのか
※記載内容は2022年4月のレビュー記事公開時点のものであり、製品の仕様及び販売価格は、変更される可能性があります。
ページコンテンツ
「G-Tune PL-B」の特徴をざっくり書くとこんな感じ
「G-Tune PL-B」の主要スペック
- CPU:Intel Core i5-11400F[変更可能]
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650(GDRR6版)
- RAM:16GB(8GB x 2, DDR4-3200)[変更可能]
「G-Tune PL-B」はどういう人におすすめなのか
- 初めてのゲーミングPCでどれくらいの製品を買うか迷ってる人
- 画質設定を落としても多くのゲームを快適に動作させたい人
- フルHDでほとんどのゲームが快適に動作してほしい人
- ApexやVALORANTをカジュアルにプレイしたい人
- 本体がコンパクトで場所を取らないケースが欲しい人
「G-Tune PL-B」の販売価格
- \120,780[税込] (2022年4月調べ)
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「G-Tune PL-B」のスペック(仕様)
スペック・仕様表 | |
---|---|
CPU | Intel Core i5-11400F ※ |
メモリ(RAM) | DDR4-3200 16GB(8GBx2)※ |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1650(GDDR6版)(4GB) (Displayportx1, HDMIx1, DVI-Dx1) |
SSD | 512GB(NVMe M.2) ※ |
HDD | なし ※ |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) ※ |
マザーボード | Intel B560(Mini-ITX, SATA 6Gbps x4, M.2 x2) |
光学ドライブ | 非搭載 ※ |
LAN | 10/100/1000BASE-T |
無線LAN | Intel Wi-Fi 6 AX200(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax)+ Bluetooth 5.0 |
寸法 (幅x高さx奥行き) |
178×395×285 mm, 7.3Kg |
OS | Windows 10 Home 64bit ※ (無料でWindows11へアップグレード可) |
価格 | ¥120,780[税込]~ |
(※はカスタマイズ可能)
「G-Tune PL-B」にはCPUとグラボにそれぞれ「Intel Core i5-11400F」と「NVIDIA GeForce GTX 1650」が搭載されています。ゲーミングPCはこれら性能を見てエントリーモデル、ミドルモデル、ハイエンドモデルのような区分けを行いますが、「G-Tune PL-B」は「エントリーモデル」に位置づけられます。
メモリは16GBと一般的な用途はもちろん、ゲーム用途においても十分な容量を搭載しています。メモリは購入時にカスタマイズできる部分になるため、動画編集やCGなど、クリエイティブな作業を行いたい方は必要に応じてメモリを32GBにアップグレードしても良いでしょう。
記憶容量はM.2規格のSSDが搭載されており、容量は512GB。HDDはオプションで追加できるもののデフォルトでは非搭載。
沢山ゲームをインストールしたい人はオプションでHDDを追加するかSSDの容量を大きく等の拡張を行った方がより快適な環境を作れそうですね。
デスクトップPCにはWi-Fiに接続するための無線アンテナが搭載されていないことが多いですが、「G-Tune PL-B」はWi-Fi6規格に対応している点も魅力的です。マザーボードに無線LANのためのアンテナが搭載されていないPCでも外付け無線アンテナを購入して取り付ければWi-Fiに接続することはできますが、その手間を省いてくれる点が非常に助かります。
ゲームを快適にプレイする上では有線LANの利用を強く推奨しますが、有線での接続が難しい環境の方でも特に外付けの無線LANアンテナを買い足す必要はありません。
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「G-Tune PL-B」の外観・デザイン
「G-Tune PL-B」の外観・デザインについて見ていきましょう。
外観
「G-Tune PL-B」の正面には「G-Tune」のロゴが印字されています。電源ボタンやUSBポートは本体右側面に。
本体デザインは非常に小さく持ち運びや移動の煩雑さを感じさせません。また、「G-Tune PL-B」の最大の特徴とも言える本体上部の持ち手が非常に便利。
通常、大型のPCケースではバランスを崩さないように慎重に持ち運ぶ必要性や素手で触るとどうしても手の脂がついてしまうといった煩わしさがありますが、このケースのように持ち手が用意されていると神経質にならずに済むので非常に楽。今回初めてこの手のケースを使ってみましたが、とても良いと感じました。
「G-Tune PL-B」はミニタワーケースになるため、本体サイズが「178 x 395 x 285 mm, 7.3Kg 」と非常に小型。多くの場合机の上に置いてもあまり邪魔にはならないのではないでしょうか。
また、底面にはホコリをブロックするダストフィルターが搭載されています。フィルターをスライドさせることで取り外すことができるので掃除も楽ですね。ダストフィルターの取り外しは本体を立てておいていても背面からスライドさせることで取り外すことができました。
欲を言えば、正面側から取り外せるとより楽ちんだったかなと思います。
各種ポートの種類と個数
続いて「G-Tune PL-B」の各種ポートについて。
- 前面(右側面):
- USB 3.0 x 2
- マイク入力(モノラル)
- ヘッドホン出力
- 背面:
- USB 2.0 x 3
- USB 3.1 x 2
- USB-C x 1
- LAN x 1
- マイク入力(モノラル) x 1
- ラインイン x 1
- ラインアウト x 1
- HDMI x 1(グラボ利用時は使わない)←ゲーミングPCの場合常に使わない
- DisplayPort x1(グラボ利用時は使わない)←ゲーミングPCの場合常に使わない
- 背面グラボ:
- HDMI x 1
- DisplayPort x 1
- DVI-D x 1
内部へのアクセス方法
「G-Tune PL-B」の内部を掃除したい場合には本体左側面のパネルを取り外す必要があり、背面から見て右側のビスを2箇所取り外す必要があります。
ビスを取り外すと横にスライドさせることでパネルを取り外すことができ、中にアクセスできるかと思いきやまだでした。
本体左側面のパネルを取り外すと、中には内蓋のようにもう1枚パネルが装着されていました。このパネルの内側にはHDDの拡張用のスペースが設けられていました。小さいケースで可能な限りの拡張性を確保するための工夫であるように感じます。
そのパネルの左2箇所、右下1箇所のビスを取り外すことでようやく内部にアクセスすることができます。
拡張性は2.5型が3つ、3.5型が1つ、光学ドライブのスペースが1つ用意されています。参考までに。
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「G-Tune PL-B」のベンチマークスコア(CPU・GPU)
ここからはPCの性能を定量的に評価するためのベンチマークソフトを利用し、「G-Tune PL-B」がおよそどれくらいの性能を持っているのかを評価していきます。
記憶容量の読み込み・書き込み速度を測る<CrystalDiskMark>
CrystalDiskMarkは記憶ストレージの読込速度や書込速度がどれくらいであるかを評価するためのベンチマークソフトです。HDDよりSSDの方が読込速度等に優れていることは知識として多くの方がご存知かもしれませんが、CrystalDiskMarkではそれを数値として明確に評価することができます。
「G-Tune PL-B」が搭載するSSDのベンチマークスコア
512GB(NVMe M.2) | |
読み込み速度 | 書き込み速度 |
2,237MB/s | 1,150MB/s |
上記の通り、「G-Tune PL-B」に搭載されているSSDは1秒間に「2,237MB」データを読み込むことができ、1秒間に「1,150MB」データを書き込むことができます。とても快適。
問題は具体的にどれくらいの速度があれば良いのかですよね。
ゲームを快適にプレイする上で望ましい速度は読み込み・書き込み速度共に500MB/s以上です。「G-Tune PL-B」のSSDは十分この速度を満たしています。
ゲーム時の快適度合い: | |
5,000MB/s以上 (NVMe Gen4) |
非常に快適 |
1,500MB/s以上 (NVMe Gen3) |
とても快適 |
500MB/s以上 (SATA3) |
快適 |
300MB/s以下 (HDD) |
普通(orゲームによっては遅い) |
上記表に当てはめると、「G-Tune PL-B」のSSDはゲームをプレイする上で「とても快適」と言えます。
CPUの性能を測る<CINEBENCH>
CinebenchはCPUの処理性能を定量的に評価するためのベンチマークソフトで、複雑なCGをCPUの処理だけで描画し、その結果を数値化し各CPUと比較するためのソフト。対象のCPUがどれくらいの性能を持っているかを正しく評価することができます。
「G-Tune PL-B」が搭載する「Intel Core i5-11400F」のベンチマークスコア
CINEBENCH R23 | |
シングルコア | マルチコア |
1,403 | 7,814 |
※マルチコアスコアの高い順に上から並べています
モデル名 | シングルコア/マルチコア | レビュー |
G-Tune PP-Z i7-13700KF/RTX 3070 |
2,096/25,304 | G-Tune PP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XP-Z i7-13700KF/RTX 4090 |
2,107/25,191 | G-Tune XP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune EN-Z [Windows 11] i7-12700K/RTX 3060 |
1,939/20,768 | G-Tune EN-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11] i7-12700KF/RTX 3070 Ti |
1,951/20,406 | G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XN-Z i7-12700F/RTX 3080 |
1,892/15,848 | G-Tune XN-Zのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-A Ryzen 7 5700X/RTX 3060 |
1,474/12,676 | G-Tune HM-Aのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B-3060Ti i5-12400F/RTX 3060Ti |
1,706/11,949 | G-Tune HM-B-3060Tiのレビュー記事を確認 |
G-Tune EM-B i5-12400F/RTX 3050 |
1,608/11,687 | G-Tune EM-Bのレビュー記事を確認 |
G-Tune EL-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3050 |
1,701/11,512 | G-Tune EL-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3060 |
1,715/11,324 | G-Tune HM-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B(プレミアムモデル) i7-11700/RTX 3060 |
1,521/9,987 | G-Tune HM-B(プレミアムモデル)のレビュー記事を確認 |
G-Tune PL-B i5-11400F/GTX 1650 |
1,403/7,814 | G-Tune PL-Bのレビュー記事を確認 |
グラフィック性能を測る<3D Mark>
3D MarkはPCのグラフィック性能を定量的に評価するためのベンチマークソフト。3D Markにはいくつかのテスト方式がありますが、ここでは特にゲーミングPCとしての性能を評価する「Time Spy」と「Fire Strike」の2つのテストを用います。
Time Spyは今後主流になるDirectX 12を用いてのベンチマークテストで、Fire Strikeは現在主流のDirectX 11を用いてのテストになります。
「G-Tune PL-B」の3D Mark Time Spyベンチマークスコア
3D Mark Time SpyテストはDirectX 12環境でのベンチマークテストとなっており、レンダリング解像度は2560x1440(WQHD)。
3D Mark Time Spyのスコア | |
「G-Tune PL-B」 i5-11400F/ GTX 1650 |
4,031 |
3D Mark Time Spyの見方・ゲーム時の目安 | ||
---|---|---|
15000~ | 非常に快適 | 最強を目指したい方が追い求めるスコア帯。 フルHDやWQHDではほぼ全てのゲームが144FPS以上で非常に快適。4Kでも60FPS以上安定。 |
10000~14999 | とても快適 | 高FPS維持や予算に余裕があるゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDではほぼ全てのゲームが144FPS以上で安定。WQHDでも多くのゲームが快適。 |
7000~9999 | 快適 | 多くのゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDでほぼすべてのゲームが100FPS以上で非常に快適。軽めのゲームならWQHDでも快適。 |
4000~6999 | 普通 | フルHDで ほぼ全てのゲームが快適。AAA級のオープンワールドなど重ためのゲームでは不満を感じることも。WQHDは厳しい。 |
2500~3999 | やや重たい | フルHDである程度のゲームが快適。しかし、昨今のゲームは負荷が重たいこともあり性能に不満を感じる場面も多いと言える。今からのPC購入であれば少なくとも1ランク上の性能は欲しい。 |
1000~2499 | 重たい | 2022年のゲーム環境ではフルHDでの満足行く動作には性能不足。 |
~999 | 動作困難 | 2022年環境では厳しい。 |
上記表に当てはめると、「G-Tune PL-B」のゲーム性能は普通と言えます。
スコアの高い順に上から並べています
モデル名 | ベンチマークスコア | レビュー |
G-Tune XP-Z i7-13700kF/RTX 4090 |
32,111 | G-Tune XP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XN-Z i7-12700F/RTX 3080 |
16,451 | G-Tune XN-Zのレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11] i7-12700KF/RTX 3070 Ti |
14,749 | G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z i7-13700KF/RTX 3070 |
13,955 | G-Tune PP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B-3060Ti i5-12400F/RTX 3060 Ti |
10,392 | G-Tune HM-B-3060Tiのレビュー記事を確認 |
G-Tune EN-Z [Windows 11] i7-12700K/RTX 3060 |
9,295 | G-Tune EN-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B(プレミアムモデル) i7-11700/RTX 3060 |
8,950 | G-Tune HM-B(プレミアムモデル)のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-A Ryzen 7 5700X/RTX 3060 |
8,527 | G-Tune HM-Aのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3060 |
8,500 | G-Tune HM-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune EM-B i5-12400F/RTX 3050 |
6,292 | G-Tune EM-Bのレビュー記事を確認 |
G-Tune EL-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3050 |
6,291 | G-Tune EL-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PL-B i5-11400F/GTX 1650 |
4,031 | G-Tune PL-Bのレビュー記事を確認 |
「G-Tune PL-B」の3D Mark Fire Strikeベンチマークスコア
3D Mark Fire StrikeテストはDirectX 11環境でのベンチマークテストとなっており、レンダリング解像度は1920x1080(フルHD)。
3D Mark Fire Strikeのスコア | |
「G-Tune PL-B」 i5-11400F/ GTX 1650 |
9,400 |
3D Mark Fire Strikeの見方・ゲーム時の目安 | ||
---|---|---|
30000~ | 非常に快適 | 極めて高性能なゲーミングPCを目指したい方が追い求めるスコア帯。 フルHDやWQHDではほぼ全てのゲームが144FPS以上で非常に快適。4Kでも60FPS以上安定。 |
20000~29999 | とても快適 | 高FPS維持や予算に余裕があるゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDでは144FPS以上で安定。WQHDでもほとんどのゲームが快適。軽めの4Kであればこれも快適 |
15000~19999 | 快適 | 多くのゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDでほぼ全てのゲームが最高画質設定で快適(60FPS以上)。ApexやVALORANTと言ったFPSタイトルでは144FPS以上安定 |
10000~14999 | 普通 | フルHDである程度のゲームが快適。しかし、昨今のゲームは負荷が重たいこともあり最高画質設定では性能に不満を感じる場面も多いと言える。今からのPC購入であれば少なくとも1ランク上の性能は欲しい |
5000~9999 | やや重たい | 日常使いで不便することはほぼないが、3Dゲームの快適プレイにはやや性能不足。2D MMO等はタイトルによって快適動作可 |
~4999 | 動作困難 | 2022年環境では快適なゲームプレイは厳しい |
上記表に当てはめると、「G-Tune PL-B」のゲーム性能はやや重たいと言えます。
後述しますが、基本的に画質設定を落とせばフルHDで多くのゲームが快適に遊べました。
スコアの高い順に上から並べています
モデル名 | ベンチマークスコア | レビュー |
G-Tune XP-Z i7-13700kF/RTX 4090 |
54,718 | G-Tune XP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XN-Z i7-12700F/RTX 3080 |
32,766 | G-Tune XN-Zのレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z i7-13700KF/RTX 3070 |
32,417 | G-Tune PP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11] i7-12700KF/RTX 3070 Ti |
30,572 | G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B-3060Ti i5-12400F/RTX 3060 Ti |
23,551 | G-Tune HM-B-3060Tiのレビュー記事を確認 |
G-Tune EN-Z [Windows 11] i7-12700K/RTX 3060 |
20,422 | G-Tune EN-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-A Ryzen 7 5700X/RTX 3060 |
20,416 | G-Tune HM-Aのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B(プレミアムモデル) i7-11700/RTX 3060 |
19,875 | G-Tune HM-B(プレミアムモデル)のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3060 |
19,669 | G-Tune HM-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune EM-B i5-12400F/RTX 3050 |
14,045 | G-Tune EM-Bのレビュー記事を確認 |
G-Tune EL-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3050 |
13,999 | G-Tune EL-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PL-B i5-11400F/GTX 1650 |
9,400 | G-Tune PL-Bのレビュー記事を確認 |
VR利用時の快適度合いを測る<VR Mark>
VR Markはその名の通り、VRを利用する際にどれくらい快適であるかを定量的に評価するためのベンチマークソフト。Oculus RiftやHTC ViveなどのVR機器を使ってのゲームプレイなどを想定している方に見てもらいたいスコア。
こちらも3D Markと同じように複数のテスト方式があり、現在のVR環境を想定した「Orange Room」、DirectX 12での利用を想定した「Cyan Room」、そして将来的に求められる事が想定される高負荷な「Blue Room」の3つがあります。
多くの方が気になるのは今のVR環境で快適に動作するか否かになるので、ここでは「Orange Room」と「Cyan Room」を参考にしてもらえると良いのかなと。一応「Blue Room」も回しますが、これはあくまでも将来の負荷を想定したものであり今の段階で必要なものではないため参考記録として見てもらえれば。
現在のVR環境を想定した「Orange Room」
目標FPS | 109FPS |
「G-Tune PL-B」の平均FPS | 122FPS |
VRMark「Orange Room」のテストは現環境でVRを利用した際の快適度合いをテストするもので、「G-Tune PL-B」を買ったら直ぐにVRを使いたい!という人が参考にすべきベンチマークテスト。
レンダリング解像度は2264x1348で、片目あたりの解像度は1132x1348。これはHTC ViveとOculus Riftで使用される解像度に合わせられたものになっています。
「Orange Room」の目標FPSは109FPSですが、「G-Tune PL-B」を利用した際の平均FPSは122FPS。安定的かつ快適と言えます。
DirectX 12での利用を想定した「Cyan Room」
目標FPS | 89FPS |
「G-Tune PL-B」の平均FPS | 81FPS |
VRMark「Cyan Room」のテストはDirectX 12でVRを利用した際の快適度合いをテストするもので、負荷レベルは現環境に合わせた「Orange Room」と将来の高負荷を想定した「Blue Room」の中間に位置するテスト。コアなVRユーザーは参考にしたいスコアだと言えます。
レンダリング解像度は2264x1348で、片目あたりの解像度は1132x1348。
「Cyan Room」の目標FPSは89FPSですが、「G-Tune PL-B」を利用した際の平均FPSは81FPS。快適な動作にはやや性能不足と言えます。
将来的に求められる事が想定される高負荷な「Blue Room」
目標FPS | 109FPS |
「G-Tune PL-B」の平均FPS | 25FPS |
VRMark「Blue Room」のテストは将来のVRゲームで一般的になる可能性のある高負荷状態で快適に動作するか測るテスト。
レンダリング解像度は5012x2880(5K)。
「Cyan Room」の目標FPSは109FPSですが、「G-Tune PL-B」を利用した際の平均FPSは57FPS。将来の高負荷環境では性能不足と言えます。
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「G-Tune PL-B」の性能を実際にゲームで確認
ここからは実際のゲームで「G-Tune PL-B」がどれくらいの性能を発揮することができるのかを試していきたいと思います。
各ゲームの目安ですが、「ストーリー重視のゲーム」か「競技性の高いゲーム」の2種類に分けたいと思います。それぞれの目標フレームレート・目安は下記の通り。
ストーリーやアクションを重視するゲームでの目標値(例:サイバーパンク2077やHorizon Zero Dawn等)
ストーリー系ゲームの目安 | |
---|---|
100FPS~ | 非常に快適 |
60~99FPS | とても快適 |
30~59FPS | 重たい |
~30FPS | 動作困難 |
FPSやMOBA等の競技性の高いゲームでの目標値(例:Apex LegendsやVALORANT等)
FPS系ゲームの目安 | |
---|---|
240FPS~ | 非常に快適 |
144~239FPS | とても快適 |
100~143FPS | 快適 |
60~99FPS | 普通 |
~60FPS | 性能不足 |
サイバーパンク2077
重たいゲームの代名詞、サイバーパンク2077で「G-Tune PL-B」はどれくらいの快適度か検証します。
フルHD解像度+各画質設定での性能
解像度:1920x1080(フルHD) | |
画質設定 | FPS |
低 | 53.32FPS (重たい) |
高 | 33.27FPS (重たい) |
ウルトラ | 26.8FPS (動作困難) |
フルHDで快適な性能とはいえなかったので、それ以上の画質設定では省略しますが、念のため計測したWQHD+低では以下の通りでした。
※各種フレームレートは平均値を示しています。
Horizon Zero Dawn
重たいゲームの代名詞、Horizon Zero Dawnで「G-Tune PL-B」はどれくらいの快適度か検証します。
フルHD解像度+各画質設定での性能
解像度:1920x1080(フルHD) | |
画質設定 | FPS |
低 | 70FPS (とても快適) |
高 | 49FPS (重たい) |
ウルトラ | 43FPS (重たい) |
WQHD解像度+各画質設定での性能
解像度:2560x1440(WQHD) | |
画質設定 | FPS |
低 | 45FPS (重たい) |
高 | 32FPS (重たい) |
ウルトラ | 未計測 |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
Apex Legends
画質設定:最高 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
64.2FPS (普通) |
2560x1440 (WQHD) |
43.9FPS (性能不足) |
画質設定:低 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
103.1FPS (快適) |
2560x1440 (WQHD) |
70.8FPS (普通) |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
VALORANT
画質設定:最高 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
201.6FPS (とても快適) |
2560x1440 (WQHD) |
123.4FPS (快適) |
3840x2160 (4K) |
未計測 |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ)
負荷レベルが中程度ゲーム、FF14で「G-Tune PL-B」はどれくらいの快適度か検証します。
FF14のベンチマークスコアの見方は以下の通り。ゲーミングPCを購入する上で遊びたい解像度とグラフィック設定で「快適」以上のスコアが出ているかどうかを1つの目安とすると良いでしょう。
15000~ | 非常に快適 |
11000~14999 | とても快適 |
8000~10999 | 快適 |
6000~7999 | やや快適 |
4000~5999 | 普通 |
2000~3999 | やや重い |
100~1999 | 重い |
1000未満 | 動作困難 |
引用:計測スコアとプレイの目安について -ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク |
画質設定「最高品質」時の性能
画質設定:最高品質 | |
解像度 | スコア/FPS |
1920x1080 (フルHD) |
10,586 (快適) |
2560x1440 (WQHD) |
6,420 (やや快適) |
3840x2160 (4K) |
3,035 (性能不足) |
画質設定「高品質」時の性能
画質設定:高品質 | |
解像度 | スコア/FPS |
1920x1080 (フルHD) |
12,361 (とても快適) |
2560x1440 (WQHD) |
7,586 (やや快適) |
3840x2160 (4K) |
3,633 (性能不足) |
画質設定「標準品質」時の性能
画質設定:標準品質 | |
解像度 | スコア/FPS |
1920x1080 (フルHD) |
20,006 (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
15,176 (非常に快適) |
3840x2160 (4K) |
7,51016,623/111FPS (やや快適) |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
FF15(ファイナルファンタジー15)
重たいゲームの代名詞、FF15で「G-Tune PL-B」はどれくらいの快適度か検証します。
FF15のベンチマークスコアの見方は以下の通り。ゲーミングPCを購入する上で遊びたい解像度とグラフィック設定で「快適」以上のスコアが出ているかどうかを1つの目安とすると良いでしょう。
12000~ | 非常に快適 |
9000~11999 | とても快適 |
6000~8999 | 快適 |
4500~5999 | やや快適 |
3000~4499 | 普通 |
2500~2999 | やや重い |
2000~2499 | 重い |
0~1999 | 動作困難 |
引用:計測スコアとプレイの目安について -ファイナルファンタジーXV ベンチマーク |
画質設定「高品質」時の性能
画質設定:高品質 | |
解像度 | スコア/ 評価 |
1920x1080 (フルHD) |
4,050/普通 |
2560x1440 (WQHD) |
2,950/やや重い |
3840x2160 (4K) |
未計測 |
画質設定「標準品質」時の性能
画質設定:標準品質 | |
解像度 | スコア/評価 |
1920x1080 (フルHD) |
5,766/やや快適 |
2560x1440 (WQHD) |
3,865/普通 |
3840x2160 (4K) |
1,990/動作困難 |
画質設定「軽量品質」時の性能
画質設定:軽量品質 | |
解像度 | スコア/評価 |
1920x1080 (フルHD) |
7,525/快適 |
2560x1440 (WQHD) |
5,188/やや快適 |
3840x2160 (4K) |
2,824/やや重い |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
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G-Tune PL-B:総評・まとめ
- フルHD解像度でも最高画質設定での快適プレイには性能不足
- 容量が512GBで一度に大量のゲームをインストールしておくには不足気味(できればオプションで追加したい)
- 多くのゲームがフルHDで(画質設定を適宜調整すれば)快適に遊べる
- 2200MB/sを超える優れた起動・読み込み・書き込み時間の実現
- 本体が非常にコンパクトで置く場所を選ばない
- これらの性能が12万円
以上、マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune PL-B」のレビューでした。