マウスコンピューターの「G-Tune XN-Z」はCPUに「Intel Core i7-12700F」を、グラボに「NVIDIA GeForce RTX 3080」を搭載しているPC。価格が約34万円と安くはありませんがその価格にふさわしい性能を「RTX 3080」は持っていると言えるでしょう。初めてゲーミングPCを買おうとしている方には敷居が高いと感じる価格かもしれませんが、この性能帯でないと出来ないことも多くあるため、やりたいことが高性能である必要があるならとてもおすすめできるPCです。
今回は「G-Tune XN-Z」が具体的にどれくらいの性能を秘めているのか主要なベンチマークテストや多くの方に遊ばれているゲームでのパフォーマンステストを含めて細かくレビューします。
- 「G-Tune XN-Z」のベンチマークスコアやゲーム性能
- 「G-Tune XN-Z」はどういう人におすすめのゲーミングPCなのか
※記載内容は2022年9月のレビュー記事公開時点のものであり、製品の仕様及び販売価格は、変更される可能性があります。
ページコンテンツ
「G-Tune XN-Z」の特徴をざっくり書くとこんな感じ
「G-Tune XN-Z」の主要スペック
- CPU:Intel Core i7-12700F[変更可能]
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 3080
- RAM:16GB(8GB x 2, DDR4-3200)[変更可能]
「G-Tune XN-Z」はどういう人におすすめなのか
- 4K解像度でも多くのゲームが快適に動作して欲しい人
- 最新のゲームを沢山遊びたい人
- FPSゲームでフルHD+240FPS以上で安定して欲しい人
「G-Tune XN-Z」の販売価格
- \339,900[税込] (2022年9月調べ)
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「G-Tune XN-Z」のスペック(仕様)
スペック・仕様表 | |
---|---|
CPU | Intel Core i7-12700F |
メモリ(RAM) | DDR4-3200 16GB(8GBx2)※ |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3080(10GB) (Displayportx3, HDMIx1) |
SSD | 512GB(NVMe M.2) ※ |
HDD | 2TB ※ |
電源 | 700W(80PLUS GOLD) ※ |
マザーボード | Intel Z690(ATX, SATA 6Gbpsx4, M.2x2) |
光学ドライブ | 非搭載 ※ |
LAN | 10/100/1000/2500BASE-T |
無線LAN | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax+ Bluetooth 5.0 |
カードリーダー | SD/SDHC/SDXC |
寸法 (幅x奥行きx高さ) |
210 x 521 x 426 mm, 13.5kg |
OS | Windows 11 Home 64bit ※ |
価格 | ¥339,900[税込]~ |
(※はカスタマイズ可能)
「G-Tune XN-Z」にはCPUとグラボにそれぞれ「Intel Core i7-12700F」と「NVIDIA GeForce RTX 3080」が搭載されています。ゲーミングPCはこれら性能を踏まえてエントリーモデル、ミドルモデル、ハイエンドモデルのような区分けを行いますが、「G-Tune XN-Z」は「ハイエンドモデル」に位置づけられます。(CPUはミドルモデルと分類しても良さそう)
メモリは16GBと一般的な用途はもちろん、ゲーム用途においても十分な容量を搭載しています。メモリは購入時にカスタマイズできる部分になるため、動画編集やCGなど、クリエイティブな作業を行いたい方は必要に応じてメモリを32GBにアップグレードしても良いでしょう。
記憶容量はM.2規格のSSDが搭載されており、容量は512GB。HDDも標準で2TB搭載されており、オプションで拡張することなく多くのゲームやデータをインストールすることができます。(拡張も可能)
デスクトップPCにはWi-Fiに接続するための無線アンテナが搭載されていないことが多いですが、「G-Tune XN-Z」はWi-Fi6規格に対応している点も魅力的です。マザーボードに無線LANのためのアンテナが搭載されていないPCでも外付け無線アンテナを購入して取り付ければWi-Fiに接続することはできますが、その手間を省いてくれる点が非常に助かります。
ゲームを快適にプレイする上では有線LANの利用を強く推奨しますが、有線での接続が難しい環境の方でも特に外付けの無線LANアンテナを買い足す必要はありません。
また、大きなメリットではありませんがSDカードリーダーを搭載している点も個人的にGoodですね。
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「G-Tune XN-Z」の外観・デザイン
「G-Tune XN-Z」の外観・デザインについて見ていきましょう。
外観
「G-Tune XN-Z」の正面には「G-Tune」のロゴと右下に「mouse」のロゴが印字されており、右上に電源ボタンが備え付けられています。PCを起動している際は電源ボタンが白く、G-Tuneロゴが赤く光ります。
本体は黒で統一されたカラーリング。基本的にシンプルですがただの四角ではなく前面が斜めに切り込まれている点がケースの最大の特徴です。カッコイイ。
オプションで強化ガラスのサイドパネルへの交換やLEDファンの装着なども可能なので、派手なゲーミングPCを実現したい場合においても問題なく対応できそうです。
本体底面部を見てみると各脚に大きなインシュレーターが搭載されていることが確認できます。インシュレーターとは振動を抑えるために使用される部材ですが、PCも細かな振動が発生するためインシュレーターが搭載されます。「G-Tune XN-Z」のインシュレーターは接地面積が比較的大きくなっているため、優れた静音性を実現します。
また、底面にはホコリをブロックするダストフィルターが搭載されていますが、これはマグネットで装着されているだけなので取り外しも楽。つまりダストフィルターの掃除も楽。
各種ポートの種類と個数
続いて「G-Tune XN-Z」の各種ポートについて。
- 前面(上面):
- USB 3.0 x 4
- マイク入力(モノラル)
- ヘッドホン出力
- SDメモリーカードリーダー
- ※HDMI(下記で解説)
- 背面:
- USB 3.0 x 4
- USB 2.0 x 2
- USB-C x 1
- LAN x 1
- マイク入力(モノラル) x 1
- ラインイン x 1
- ラインアウト x 1
- リアスピーカー x 1
- センター・サブウーファー x 1
- SPDIF/オプティカル x 1
- HDMI x 1(グラボ利用時は使わない)←ゲーミングPCの場合常に使わない
- DisplayPort x1(グラボ利用時は使わない)←ゲーミングPCの場合常に使わない
- 背面グラボ:
- HDMI x 1
- DisplayPort x 3
「G-Tune XN-Z」には前面にHDMIケーブルを接続することができますが、これは背面にある延長ケーブルと連動しているため、前面ポートを利用する場合は背面に格納されているHDMIケーブルを背面に接続する必要があります。
内部へのアクセス方法
「G-Tune XN-Z」の内部を掃除したい場合には本体左側面に2箇所止められているビスを緩めることで内部にアクセスすることができます。
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「G-Tune XN-Z」のベンチマークスコア(CPU・GPU)
ここからはPCの性能を定量的に評価するためのベンチマークソフトを利用し、「G-Tune XN-Z」がどれくらいの性能を持っているのかを評価していきます。
記憶容量の読み込み・書き込み速度を測る<CrystalDiskMark>
CrystalDiskMarkは記憶ストレージの読込速度や書込速度がどれくらいであるかを評価するためのベンチマークソフトです。HDDよりSSDの方が読込速度等に優れていることは知識として多くの方がご存知かもしれませんが、CrystalDiskMarkではそれを数値として明確に評価することができます。
「G-Tune XN-Z」が搭載するSSDとHDDのベンチマークスコア
512GB(NVMe M.2) | |
読み込み速度 | 書き込み速度 |
2,540MB/s | 1,214MB/s |
上記の通り、「G-Tune XN-Z」に搭載されているSSDは1秒間に「2,540MB」データを読み込むことができ、1秒間に「1,214MB」データを書き込むことができます。
問題は具体的にどれくらいの速度があれば良いのかですよね。
ゲームを快適にプレイする上で望ましい速度は読み込み・書き込み速度共に500MB/s以上です。「G-Tune XN-Z」のSSDは十分この速度を満たしています。
ゲーム時の快適度合い: | |
5,000MB/s以上 (NVMe Gen4) |
非常に快適 |
1,500MB/s以上 (NVMe Gen3) |
とても快適 |
500MB/s以上 (SATA3) |
快適 |
300MB/s以下 (HDD) |
普通(orゲームによっては遅い) |
上記表に当てはめると、「G-Tune XN-Z」のSSDはゲームをプレイする上で「とても快適」と言えます。HDDは標準的な速度。
CPUの性能を測る<CINEBENCH>
CinebenchはCPUの処理性能を定量的に評価するためのベンチマークソフトで、複雑なCGをCPUの処理だけで描画し、その結果を数値化し各CPUと比較するためのソフト。対象のCPUがどれくらいの性能を持っているかを正しく評価することができます。
「G-Tune XN-Z」が搭載する「Intel Core i7-12700F」のベンチマークスコア
CINEBENCH R23 | |
シングルコア | マルチコア |
1,892 | 15,848 |
※マルチコアスコアの高い順に上から並べています
モデル名 | シングルコア/マルチコア | レビュー |
G-Tune PP-Z i7-13700KF/RTX 3070 |
2,096/25,304 | G-Tune PP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XP-Z i7-13700KF/RTX 4090 |
2,107/25,191 | G-Tune XP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune EN-Z [Windows 11] i7-12700K/RTX 3060 |
1,939/20,768 | G-Tune EN-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11] i7-12700KF/RTX 3070 Ti |
1,951/20,406 | G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XN-Z i7-12700F/RTX 3080 |
1,892/15,848 | G-Tune XN-Zのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-A Ryzen 7 5700X/RTX 3060 |
1,474/12,676 | G-Tune HM-Aのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B-3060Ti i5-12400F/RTX 3060Ti |
1,706/11,949 | G-Tune HM-B-3060Tiのレビュー記事を確認 |
G-Tune EM-B i5-12400F/RTX 3050 |
1,608/11,687 | G-Tune EM-Bのレビュー記事を確認 |
G-Tune EL-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3050 |
1,701/11,512 | G-Tune EL-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3060 |
1,715/11,324 | G-Tune HM-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B(プレミアムモデル) i7-11700/RTX 3060 |
1,521/9,987 | G-Tune HM-B(プレミアムモデル)のレビュー記事を確認 |
G-Tune PL-B i5-11400F/GTX 1650 |
1,403/7,814 | G-Tune PL-Bのレビュー記事を確認 |
グラフィック性能を測る<3D Mark>
3D MarkはPCのグラフィック性能を定量的に評価するためのベンチマークソフト。3D Markにはいくつかのテスト方式がありますが、ここでは特にゲーミングPCとしての性能を評価する「Time Spy」と「Fire Strike」の2つのテストを用います。
Time Spyは今後主流になるDirectX 12を用いてのベンチマークテストで、Fire Strikeは現在主流のDirectX 11を用いてのテストになります。
「G-Tune XN-Z」の3D Mark Time Spyベンチマークスコア
3D Mark Time SpyテストはDirectX 12環境でのベンチマークテストとなっており、レンダリング解像度は2560x1440(WQHD)。
3D Mark Time Spyのスコア | |
「G-Tune XN-Z」 i7-12700F/RTX 3080 |
16,451 |
3D Mark Time Spyの見方・ゲーム時の目安 | ||
---|---|---|
15000~ | 非常に快適 | 最強を目指したい方が追い求めるスコア帯。 フルHDやWQHDではほぼ全てのゲームが144FPS以上で非常に快適。4Kでも60FPS以上安定。 |
10000~14999 | とても快適 | 高FPS維持や予算に余裕があるゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDではほぼ全てのゲームが144FPS以上で安定。WQHDでも多くのゲームが快適。 |
7000~9999 | 快適 | 多くのゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDでほぼすべてのゲームが100FPS以上で非常に快適。軽めのゲームならWQHDでも快適。 |
4000~6999 | 普通 | フルHDで ほぼ全てのゲームが快適。AAA級のオープンワールドなど重ためのゲームでは不満を感じることも。WQHDは厳しい。 |
2500~3999 | やや重たい | フルHDである程度のゲームが快適。しかし、昨今のゲームは負荷が重たいこともあり性能に不満を感じる場面も多いと言える。今からのPC購入であれば少なくとも1ランク上の性能は欲しい。 |
1000~2499 | 重たい | 2022年のゲーム環境ではフルHDでの満足行く動作には性能不足。 |
~999 | 動作困難 | 2022年環境では厳しい。 |
上記表に当てはめると、「G-Tune XN-Z」のゲーム性能は非常に快適と言えます。
スコアの高い順に上から並べています
モデル名 | ベンチマークスコア | レビュー |
G-Tune XP-Z i7-13700kF/RTX 4090 |
32,111 | G-Tune XP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XN-Z i7-12700F/RTX 3080 |
16,451 | G-Tune XN-Zのレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11] i7-12700KF/RTX 3070 Ti |
14,749 | G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z i7-13700KF/RTX 3070 |
13,955 | G-Tune PP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B-3060Ti i5-12400F/RTX 3060 Ti |
10,392 | G-Tune HM-B-3060Tiのレビュー記事を確認 |
G-Tune EN-Z [Windows 11] i7-12700K/RTX 3060 |
9,295 | G-Tune EN-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B(プレミアムモデル) i7-11700/RTX 3060 |
8,950 | G-Tune HM-B(プレミアムモデル)のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-A Ryzen 7 5700X/RTX 3060 |
8,527 | G-Tune HM-Aのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3060 |
8,500 | G-Tune HM-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune EM-B i5-12400F/RTX 3050 |
6,292 | G-Tune EM-Bのレビュー記事を確認 |
G-Tune EL-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3050 |
6,291 | G-Tune EL-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PL-B i5-11400F/GTX 1650 |
4,031 | G-Tune PL-Bのレビュー記事を確認 |
「G-Tune XN-Z」の3D Mark Fire Strikeベンチマークスコア
3D Mark Fire StrikeテストはDirectX 11環境でのベンチマークテストとなっており、レンダリング解像度は1920x1080(フルHD)。
3D Mark Fire Strikeのスコア | |
「G-Tune XN-Z」 i7-12700F/RTX 3080 |
32,766 |
3D Mark Fire Strikeの見方・ゲーム時の目安 | ||
---|---|---|
30000~ | 非常に快適 | 極めて高性能なゲーミングPCを目指したい方が追い求めるスコア帯。 フルHDやWQHDではほぼ全てのゲームが144FPS以上で非常に快適。4Kでも60FPS以上安定。 |
20000~29999 | とても快適 | 高FPS維持や予算に余裕があるゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDでは144FPS以上で安定。WQHDでもほとんどのゲームが快適。軽めの4Kであればこれも快適 |
15000~19999 | 快適 | 多くのゲーマーにおすすめできるスコア・価格帯。 フルHDでほぼ全てのゲームが最高画質設定で快適(60FPS以上)。ApexやVALORANTと言ったFPSタイトルでは144FPS以上安定 |
10000~14999 | 普通 | フルHDである程度のゲームが快適。しかし、昨今のゲームは負荷が重たいこともあり最高画質設定では性能に不満を感じる場面も多いと言える。今からのPC購入であれば少なくとも1ランク上の性能は欲しい |
5000~9999 | やや重たい | 日常使いで不便することはほぼないが、3Dゲームの快適プレイにはやや性能不足。2D MMO等はタイトルによって快適動作可 |
~4999 | 動作困難 | 2022年環境では快適なゲームプレイは厳しい |
上記表に当てはめると、「G-Tune XN-Z」のゲーム性能は非常に快適と言えます。
スコアの高い順に上から並べています
モデル名 | ベンチマークスコア | レビュー |
G-Tune XP-Z i7-13700kF/RTX 4090 |
54,718 | G-Tune XP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune XN-Z i7-12700F/RTX 3080 |
32,766 | G-Tune XN-Zのレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z i7-13700KF/RTX 3070 |
32,417 | G-Tune PP-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11] i7-12700KF/RTX 3070 Ti |
30,572 | G-Tune PP-Z-3070Ti [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B-3060Ti i5-12400F/RTX 3060 Ti |
23,551 | G-Tune HM-B-3060Tiのレビュー記事を確認 |
G-Tune EN-Z [Windows 11] i7-12700K/RTX 3060 |
20,422 | G-Tune EN-Z [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-A Ryzen 7 5700X/RTX 3060 |
20,416 | G-Tune HM-Aのレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B(プレミアムモデル) i7-11700/RTX 3060 |
19,875 | G-Tune HM-B(プレミアムモデル)のレビュー記事を確認 |
G-Tune HM-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3060 |
19,669 | G-Tune HM-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune EM-B i5-12400F/RTX 3050 |
14,045 | G-Tune EM-Bのレビュー記事を確認 |
G-Tune EL-B [Windows 11] i5-12400F/RTX 3050 |
13,999 | G-Tune EL-B [Windows 11]のレビュー記事を確認 |
G-Tune PL-B i5-11400F/GTX 1650 |
9,400 | G-Tune PL-Bのレビュー記事を確認 |
VR利用時の快適度合いを測る<VR Mark>
VR Markはその名の通り、VRを利用する際にどれくらい快適であるかを定量的に評価するためのベンチマークソフト。Oculus RiftやHTC ViveなどのVR機器を使ってのゲームプレイなどを想定している方に見てもらいたいスコア。
こちらも3D Markと同じように複数のテスト方式があり、現在のVR環境を想定した「Orange Room」、DirectX 12での利用を想定した「Cyan Room」、そして将来的に求められる事が想定される高負荷な「Blue Room」の3つがあります。
多くの方が気になるのは今のVR環境で快適に動作するか否かになるので、ここでは「Orange Room」と「Cyan Room」を参考にしてもらえると良いのかなと。一応「Blue Room」も回しますが、これはあくまでも将来の負荷を想定したものであり今の段階で必要なものではないため参考記録として見てもらえれば。
現在のVR環境を想定した「Orange Room」
目標FPS | 109FPS |
「G-Tune XN-Z」の平均FPS | 369FPS |
VRMark「Orange Room」のテストは現環境でVRを利用した際の快適度合いをテストするもので、「G-Tune XN-Z」を買ったら直ぐにVRを使いたい!という人が参考にすべきベンチマークテスト。
レンダリング解像度は2264x1348で、片目あたりの解像度は1132x1348。これはHTC ViveとOculus Riftで使用される解像度に合わせられたものになっています。
「Orange Room」の目標FPSは109FPSですが、「G-Tune XN-Z」を利用した際の平均FPSは369FPS。とても安定的かつ快適と言えます。
DirectX 12での利用を想定した「Cyan Room」
目標FPS | 89FPS |
「G-Tune XN-Z」の平均FPS | 370FPS |
VRMark「Cyan Room」のテストはDirectX 12でVRを利用した際の快適度合いをテストするもので、負荷レベルは現環境に合わせた「Orange Room」と将来の高負荷を想定した「Blue Room」の中間に位置するテスト。コアなVRユーザーは参考にしたいスコアだと言えます。
レンダリング解像度は2264x1348で、片目あたりの解像度は1132x1348。
「Cyan Room」の目標FPSは89FPSですが、「G-Tune XN-Z」を利用した際の平均FPSは370FPS。とても安定的かつ快適と言えます。
将来的に求められる事が想定される高負荷な「Blue Room」
目標FPS | 109FPS |
「G-Tune XN-Z」の平均FPS | 74FPS |
VRMark「Blue Room」のテストは将来のVRゲームで一般的になる可能性のある高負荷状態で快適に動作するか測るテスト。
レンダリング解像度は5012x2880(5K)。
「Blue Room」の目標FPSは109FPSですが、「G-Tune XN-Z」を利用した際の平均FPSは117FPS。安定的かつ快適と言えます。
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「G-Tune XN-Z」の性能を実際にゲームで確認
ここからは実際のゲームで「G-Tune XN-Z」がどれくらいの性能を発揮することができるのかを試していきたいと思います。
各ゲームの目安ですが、「ストーリー重視のゲーム」か「競技性の高いゲーム」の2種類に分けたいと思います。それぞれの目標フレームレート・目安は下記の通り。
ストーリーやアクションを重視するゲームでの目標値(例:サイバーパンク2077やHorizon Zero Dawn等)
ストーリー系ゲームの目安 | |
---|---|
100FPS~ | 非常に快適 |
60~99FPS | とても快適 |
30~59FPS | 重たい |
~30FPS | 動作困難 |
FPSやMOBA等の競技性の高いゲームでの目標値(例:Apex LegendsやVALORANT等)
FPS系ゲームの目安 | |
---|---|
240FPS~ | 非常に快適 |
144~239FPS | とても快適 |
100~143FPS | 快適 |
60~99FPS | 普通 |
~60FPS | 性能不足 |
サイバーパンク2077
画質設定「レイトレーシング:ウルトラ+DLSS」での性能
画質設定:レイトレ(ウルトラ)+DLSS | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
85.69FPS (とても快適) |
2560x1440 (WQHD) |
70.66FPS (とても快適) |
3840x2160 (4K) |
48.51FPS (重たい) |
※レイトレーシングモード有効時に限り、DLSSを有効にしています。
画質設定「ウルトラ」での性能
画質設定:ウルトラ | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
112.36FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
76.97FPS (とても快適) |
3840x2160 (4K) |
38.62FPS (重たい) |
画質設定「低」での性能
画質設定:低 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
169.19FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
169.33FPS (非常に快適) |
3840x2160 (4K) |
146.29FPS (非常に快適) |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
Horizon Zero Dawn
画質設定「最高」での性能
画質設定:最高 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
143FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
130FPS (とても快適) |
3840x2160 (4K) |
79FPS (とても快適) |
画質設定「最高+DLSS :パフォーマンス優先」での性能
画質設定:最高+DLSS :パフォーマンス優先 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
148FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
142FPS (非常に快適) |
3840x2160 (4K) |
116FPS (非常に快適) |
画質設定「最低」での性能
画質設定:最低 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
192FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
180FPS (非常に快適) |
3840x2160 (4K) |
118FPS (非常に快適) |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
Apex Legends
画質設定:最高 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
210FPS (とても快適) |
2560x1440 (WQHD) |
166FPS (快適) |
画質設定:最低 | |
解像度 | FPS |
1920x1080 (フルHD) |
282FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
210FPS (とても快適) |
※各種フレームレートは平均値を示しています。
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ)
FF14のベンチマークスコアの見方は以下の通り。ゲーミングPCを購入する上で遊びたい解像度とグラフィック設定で「快適」以上のスコアが出ているかどうかを1つの目安とすると良いでしょう。
15000~ | 非常に快適 |
11000~14999 | とても快適 |
8000~10999 | 快適 |
6000~7999 | やや快適 |
4000~5999 | 普通 |
2000~3999 | やや重い |
100~1999 | 重い |
1000未満 | 動作困難 |
引用:計測スコアとプレイの目安について -ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク |
画質設定「最高品質」時の性能
画質設定:最高品質 | |
解像度 | スコア/FPS |
1920x1080 (フルHD) |
28,923/207FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
24,009/166FPS (非常に快適) |
3840x2160 (4K) |
14,391/96FPS (とても快適) |
画質設定「高品質」時の性能
画質設定:高品質 | |
解像度 | スコア/FPS |
1920x1080 (フルHD) |
29,294/208FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
24,955/174FPS (非常に快適) |
3840x2160 (4K) |
16,471/110FPS (非常に快適) |
画質設定「標準品質」時の性能
画質設定:標準品質 | |
解像度 | スコア/FPS |
1920x1080 (フルHD) |
34,486/248FPS (非常に快適) |
2560x1440 (WQHD) |
32,835/237FPS (非常に快適) |
3840x2160 (4K) |
24,514/170FPS (非常に快適) |
FF15(ファイナルファンタジー15)
FF15のベンチマークスコアの見方は以下の通り。ゲーミングPCを購入する上で遊びたい解像度とグラフィック設定で「快適」以上のスコアが出ているかどうかを1つの目安とすると良いでしょう。
12000~ | 非常に快適 |
9000~11999 | とても快適 |
6000~8999 | 快適 |
4500~5999 | やや快適 |
3000~4499 | 普通 |
2500~2999 | やや重い |
2000~2499 | 重い |
0~1999 | 動作困難 |
引用:計測スコアとプレイの目安について -ファイナルファンタジーXV ベンチマーク |
画質設定「高品質」時の性能
画質設定:高品質 | |
解像度 | スコア/ 評価 |
1920x1080 (フルHD) |
16,360/非常に快適 |
2560x1440 (WQHD) |
12,821/非常に快適 |
3840x2160 (4K) |
7,616/快適 |
画質設定「標準品質」時の性能
画質設定:標準品質 | |
解像度 | スコア/評価 |
1920x1080 (フルHD) |
21,161/非常に快適 |
2560x1440 (WQHD) |
16,569/とても快適 |
3840x2160 (4K) |
9,070/とても快適 |
画質設定「軽量品質」時の性能
画質設定:軽量品質 | |
解像度 | スコア/評価 |
1920x1080 (フルHD) |
22,470/非常に快適 |
2560x1440 (WQHD) |
21,152/非常に快適 |
3840x2160 (4K) |
12,709/非常に快適 |
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G-Tune XN-Z:総評・まとめ
- 特筆すべき欠点はないがあえて書くなら空冷クーラーが故ゲームプレイ時は部屋が暑くなる
- 4K解像度でも多くのゲームが快適に遊べる
- フルHDで240FPS安定させたい人
- これらの性能が約34万円
以上、マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune XN-Z」のレビューでした。